Windows7 で Atom の関連付けを永続化する方法
Windows 環境における Atom エディタは、アップデートのたびに %LocalAppData%\atom\app-(バージョン)\
というフォルダを作るので、アップデートすると atom.exe への関連付けが外れてしまう。それを何とかするお話。
手順概略
- AutoHotkey より、AutoHotKey をインストールする。
- AutoHotKey で exe ファイルを生成するための ahk スクリプトを作成する。
- スタートメニューから、AutoHotKey の「Convert .ahk to .exe」を開く。
- 「2.」で作成した ahk ファイル、生成する exe ファイルの出力先、exe ファイルに設定するアイコンを指定する。
- 「
> Convert <
」ボタンをクリックすると exe ファイルが生成される。 - 生成した exe ファイルに関連付けするので、分かりやすいよう
%LocalAppData%\atom\
直下に移動しておく (任意)。 - 生成した exe ファイルに関連付けする。
手順詳細
以下詳細。
1. AutoHotkey より、AutoHotKey をインストールする。
AutoHotKey って知らなかったのだが、何やら便利なマクロなど作ったりできるソフトらしい。
画面右側の「Download」を押下後、「Installer」を選択したらウィルスバスターの警告が出たけど、構わずインストーラの exe をダウンロードしインストール。
2. AutoHotKey で exe ファイルを生成するための ahk スクリプトを作成する。
以下のコードをコピペし、 atom.ahk
など適当な名前を付け、適当なところに保存。
Run, %LocalAppData%\atom\bin\atom.cmd %1% %2% %3% %4% %5% %6% %7% %8% %9% %10%,,Hide
3. スタートメニューから、AutoHotKey の「Convert .ahk to .exe」を開く。
(どのショートカットか最初迷ったので…)
4. 2. で作成した ahk ファイル、生成する exe ファイルの出力先、exe ファイルに設定するアイコンを指定する。
以下の画像のとおり、
-
- で作成した ahk ファイル
- 生成する exe ファイルの出力先 (任意)
- exe ファイルに設定するアイコン (
%LocalAppData%\atom\app.ico
)
を指定する。
5. 「> Convert <
」ボタンをクリックすると exe ファイルが生成される。
6. 生成した exe ファイルに関連付けするので、分かりやすいよう %LocalAppData%\atom\
直下に移動しておく (任意)。
(5.~6. は特に補足情報なし)
7. 生成した exe ファイルに関連付けする。
関連付けしようとしても選択した exe ファイルが一覧に追加されないことがあるかもしれない。以下の記事で対処法を紹介している。
以上。
参考
- WindowsでAtomに関連付けする方法 - Qiita
- 基本的にココで見た情報。
- Make setting Atom as Default Editor for filetypes easier · Issue #4893 · atom/atom · GitHub
- 上の Qiita 記事からリンクされていたページで、atom.ahk のコードを転載、および「Convert .ahk to .exe」の画像へ直リンクさせてもらっている。
その他メモ
atom.ahk
にパスが出てきているとおり、%LocalAppData%\atom\bin\atom.cmd
を叩いてあげれば、最新バージョンでファイルを開ける。
つまり直接 atom.cmd
に関連付けをしてあげれば解決するのだが、バッチファイルなのでアイコンが残念になるということで、app.ico
を利用した exe ファイルを作るため、この方法をとった次第。