iPod nano 6G を腕時計っぽくしながら音楽鑑賞に使っていた時の記録
今から3年ぐらい前の2013年頃に、iPod nano 6G を腕時計っぽくしながら音楽鑑賞に使っていた時の記録。どちらかというと失敗談の共有。
経緯
2013年頃までの僕は、80GB HDD 仕様の iPod 5.5G と、iPhone4 (16GB) が洋服の両ポケットに入っている毎日だった。
未だに、電池消費が気になってネットと通話に使うための iPhone で音楽を聴くことができず、音楽を聴くためのプレイヤーは別で持つ性分。
学生時代は、初の iPod だった 5G から 5.5G まで、動画を大量に入れて、筆箱に仕込んで授業中にずっと見てた。だからデカい iPod を使っていたが、大学生も終わりに近付いていた2013年頃になると、動画をそんなに見ることもなくなったので、小さいプレイヤーがあればいいなぁと思っていた。
人生初のミュージックプレイヤーが上述の iPod 5G で、iTunes で音楽整理をしていた自分は iPod シリーズ以外のプレイヤーを買う気にはならず、小さくて、でも操作はしやすいようにモニタは付いててほしい、ということで、当時からも型落ちだった iPod nano 6G (シルバー・16GB) を中古で買った次第。ヤフオクで7000円ぐらいだったかな。
iPod nano 6G を腕時計化する
正方形の iPod nano 6G にバンドを巻いて腕時計のように使う人は多いらしく、色々な腕時計化キットが出ていた。
その中でも自分はボディカラーと合わせられる「LunaTik LYNK」というキットを買ってみた。
自分が買った時の値段は2500円程度だったかな。宣伝用の画像は随分光沢があるんだけど、実際届いたものを見てみたら全然光沢なんかないので、質感に注意。シルバーだからだったのかもしれないけど、結構ちゃっちかったです。
画面を2本指でクルッと回転させると画面の表示向きを変えられるので、これで腕時計をした時の方向に画面表示を合わせるというわけ。自分は右手に腕時計をするので、それに合わせた。
LunaTik LYNK、すぐ壊れる
届いてみたら物凄くちゃっちかったのでガッカリしたが、それなりの値段がしてたので我慢して使ってた (このあたりでもう既におかしい)。
そしたら1ヶ月ぐらいで、iPod nano を留めておくためのネジ部品が取れ、出先だったのでそのまま部品がなくなってしまった。2013年2月ぐらいに新宿マルイの男子トイレで小さめの六角なネジ部品を拾った人がいたら教えてください、それ僕の LunaTik LYNK の部品だと思います (泣)。
そんなワケで、ぼくの iPod nano 腕時計ライフはサッサと終わってしまった。
iPod nano を腕時計化するデメリット
LunaTik LYNK 以外にも腕時計化キットは多数発売されており、iPod nano 6G の扱いやすい形から今でも人気なモデルのようだが、デメリットがいくつかある。
1. 電源スイッチを押さないと時計が表示されない
単純に腕時計として使用する場合の最大の欠点は、腕を上げて覗いただけでは時計が表示されない、ということ。これが結構面倒で、結局両手を前に出さないと時間が確認できない。
2. イヤホンは無線化できない
iPod nano 6G は Bluetooth を内蔵していないので、イヤホンは無線化できず、腕からイヤホンを垂らすことになる。これ結構ダサイ。
3. 曲送りもやっぱり両手
片腕に端末が巻きついていることのデメリットは、1つ目のデメリットで察してもらえたかもしれないが、曲送りするために電源スイッチを2度押しするにも、やはりもう片方の手が必要で、かなり不便。
それから自分はどうしているか
2016年現在、iPod nano 6G は現役。中古で買ってから3年間、なんとか生きている。
一度、電源スイッチが効かなくなってしまったことがあり、自力で分解し、スイッチを押すための部品と部品の間に挟まっている黒い小さなスポンジみたいなものが取れていたのを自分で直した、ということがあったが、それ以外は無事だ。
腕時計化キットが失敗してからは、素直に iPod nano をポケットに突っ込んでいる。そもそも腕時計化なんてする必要なかったのだ…。
今から腕時計デバイスを使うなら
迷わず Apple Watch。ワイヤレスイヤホンもイケてる。
iPod nano 6G を腕時計化するメリット
それでもメリットをあえて挙げるなら、Apple Watch よりは安く揃えられる、という点に尽きるだろうか。
音楽を聴かない、時計としてのみの利用で、電源スイッチを押す手間を手間と思わないのであれば安いだろう。
音楽を聴くけどイヤホンが有線で良い、ジョギング中に使うので曲送りは基本しない、というような用途が決まっているのであれば、これも iPod nano 6G で良いかもしれない。