WebLogic Scripting Tool (WLST) を使って WebLogic Server をコンソールから操作する

これまで WebLogic Server の操作というと、ブラウザ上で管理コンソール http://localhost:7001/console/ にログインして GUI で操作していたが、同様の操作をコンソール上から行えるようにするためのツールが標準装備されているらしい。これを覚えれば GUI 操作のミスをなくしたり、バッチスクリプトにして自動化したりできるかもしれない。

ということで、この WebLogic Scripting Tool (WLST) をコマンドプロンプトから対話形式で使うための手順をまとめておく。

追記 : 以下の起動までの手順をまとめたバッチファイルが標準で同梱されていた。スタートメニューから WLST のショートカットを選べば OK。なぜ気付かなかったのだ…。

先に接続までのコマンドを。

Windows 環境で、WebLogic Server 12c を操作する前提で。

Rem 環境変数を設定するコマンドファイルがあるフォルダに移動する
Cd C:/Oracle/Middleware/wlserver_12.1/server/bin/

Rem WLS (WebLogic Server) の環境変数を設定する
Call setWLSEnv.cmd

Rem WLST を起動する
Java weblogic.WLST

Rem 起動完了

Rem connect('<ユーザー名>', '<パスワード>', 't3://<管理ホスト>:<管理ポート>') で管理サーバに接続する
wls:/offline> connect('Neos21', 'NeosPassword', 't3://127.0.0.1:7001')

Rem 終了する時は exit()
wls:/offline> exit()

この先は…?

どのような操作ができるかは help() を参考に。

何やら MBean (Managed Bean) という、管理対象を表す Java オブジェクトが用意されており、これを触ることで、ブラウザ上の管理コンソールでできる操作が同じようにできるようだ。管理コンソール上のヘルプを見ると、画面上で変更できる項目に対応する MBean を調べることができる。

Java オブジェクトなので、Java プログラムから同様に操作することも可能なようだ。

ちょっとずつ勉強していきながら、「ところでこれを使って具体的に何がしたいんだっけ?」を考えることにする。w