コマンドプロンプトの「簡易編集モード」はバッチ処理を一時停止できる
Windows コマンドプロンプトを開き、タイトルバーで右クリック → 「プロパティ」を選択して出てくる設定画面で、「簡易編集モード」というものが選べる。
これを On にすると、コマンドプロンプトのメッセージをマウスドラッグで選択できるようになり、選択状態で右クリックすると選択したテキストをコピーできる。また、何も選択していない状態で右クリックすると、クリップボードにあるテキストをプロンプトにペーストできる。
この「簡易編集モード」だが、バッチ処理中に適当なテキストを選択すると、バッチ処理がその場で一時停止し、処理が続行しなくなる。バッチ処理中に気になる結果を確認するためにコンソールを止める手段として使うことができるが、逆に意図せず選択状態にしたまま、動作していないバッチ処理を待ってしまったりしないように注意したい。
コマンドを実行するコンソールでの操作に関する注意事項
OSには,コンソールで実行しているプロセスを一時停止させる機能があります。この機能を使用すると,タイミングによっては一時停止したプロセスが確保している資源が解放されなくなり,他プロセスが待ち状態になったり,通信相手のプロセスがタイムアウトしたり,該当するコマンドが休眠して終了しなくなるなどの問題が発生します。コマンドを実行中に,次のような操作を行わないでください。
- コマンドプロンプトで「簡易編集モード」を有効にしている場合,コマンドプロンプト画面上でマウスをクリックすると,タイトルバーに「選択」と表示されて画面出力が停止します。この操作を行うと,解除するまでコマンドの実行が停止されるため,「簡易編集モード」を使用しないことを推奨します。
- コマンド実行中の出力を[Ctrl]+[S]キーで停止しないでください。解除するまでコマンドの実行が停止されます。
ということなので、もし簡易編集モードで文字列を選択しちゃってるかな?という時は、右クリックして選択範囲をコピーしてしまうか、Esc キーで範囲選択を解除するかして、バッチ処理を止めたままにしないよう注意したい。