作業効率を改善させようとしない人
ニホンノエスイーな人たちの話。
テキストのコピペを毎回メニューバーの「編集」→「コピー」とマウスで選んでたり、毎回同じようなことを手作業してたりする人が意外といる。
「その操作、このショートカットキーがありますよ」とか「こういう数行のスクリプト組めば手作業無くせますよ」とか教えはするんだが、それを定着させようとしない。
パソコンに命令を出すまでの操作が多い人、パソコンに効率的に作業させる工夫ができない人は、いつまで経っても仕事がトロい。
命令を出すスピードは人に依存する
サッサと動いてほしいのに、パソコンというものは、「さっきのアレ、やっといて」なんて曖昧な言葉がけじゃ動かない。
しかし、人間がパソコンに対して命令を送る方法は、今のところキーボードとマウスが一般的だ。これは恐ろしく非効率で、スピード感のない伝達方法だ。
一回頭の中で考えたことを、一文字も間違えず正確にプログラミング言語に翻訳して、それを両手の指から一文字ずつ指定して打ち込む。「あ、ココだ!」と思ったところを選択するにも、マウスを掴んで、画面を見ながらポインタを重ねようとする。パソコンの操作は実は間に結構面倒臭いことが挟まっていて、操作する人間自身が素早く操作する以外では、「より速く仕事をする」方法がないのだ。
んで、人間がそうやって速く命令を出すための近道 = ショートカットが、パソコンの方に用意されている。その名のとおり「ショートカットキー」だったりするわけだが、同じやりたいことでも、人の命令をより手短に伝える方法は常にある。
Excel など、少し機能の多いアプリになるとその差は顕著で、罫線、計算処理、図形配置、入力規則、色んな操作のショートカットをどれだけ知っているか、どれだけ使いこなせるかが、仕事のスピードに繋がる。
繰り返し作業は自動化できる
同じことの繰り返しを厭わないのは、エンジニアにとってはマイナス要素だと思う。パソコンが得意なのは同じことを繰り返すことであって、そのスピードは人間じゃ敵わない。
もちろん、パソコンが勝手にしたいことをしてくれることはないので、最初にスクリプトを書いたりする時間はかかるが、一回書けばそのあとずっと楽になるワケで、そこに投資しない理由はない。
また、パソコンは疲れもしないから、繰り返し作業を間違えたりしない。人間は「うっかりやらかす」ものだから、繰り返す回数が少なかったとしても、マクロやスクリプトを使っておいて、「間違いがないこと」「抜け漏れが起こり得ないこと」を重視させた方が、結局は質の高い仕事が出来ると思う。
また、自身の作業に対して、「自分が頑張って手動かして解決させる」という姿勢では、顧客が業務の中で何を面倒臭がっているか読み取る力が乏しくなると思う。
「紙資料を毎回手打ちされてますけど、うちのこの機械入れれば一気に電子化できますよ」とか、「集計・統計も自動でやれるようにしますよ」とか提案できなかったら、システム屋としてはイマイチじゃない?
それでも慣れた不便な方法を選ぶ人たち
「これさえ覚えれば凄く楽になるのに」なんて思うことを目にして、方法を教えても定着しない人は、慣れ親しんだ自分のやり方があり、それを変えようとする気がないようである。その自分のやり方がどれだけ不便であろうと、変化というものを極端に恐れているように見える。
もしくは、こちらが「これさえ覚えれば」と思っていることでも、その人にとっては受験勉強ばりに時間と労力をかけないと覚えられないらしい。もはや基礎学力がないというか、「自分が今の生き方をしていて損している」という感覚をどうやっても持てないみたい。
それともパソコンに興味が持てないのだろうか。だったらなおさら、好きじゃないことはサッサと終わらせられるように、素早く済ませられる方法を覚えようとしそうな気がするが。
そもそも何にも考えていない、何にも感じていないのかもしれない。周りからいくら効率化だ時短だって言われても、聞こえていないのかもしれない。
自分にはそうだった瞬間がないので、そういう人がなぜ学習しないのか本当に理解ができないのだが、いずれにしても、馬鹿な人は勝手に不幸になっていればいい、と思う。
- バカな閲覧者は勝手に不幸になればいい
- ぼくはこの記事を読んでから、バカな奴に親切にしようとか考える気がなくなった。お前の親じゃねえし、そんな義理ねえわ。と。