「まだ若いからコーディングしたいんだねぇ」とかいう勘違い SE

キャリアプランなんかを話す時にコーディングをしていたいというと、「まだまだ若いうちはコーディングしたいものだよねぇ」みたいなことをよく言われる。

あれは何なの?

歳を取るとコーディングしたくなくなるの?歳を取るとマネジメントしたくなるものなの?

ぼくはそうは思わない。

こういうセリフは、コーディングができなかった能力の低いヤツの僻み・言い訳としか聞こえない。あなたは英語が読めなくて技術に興味もなくて、でもウッカリ SE になってしまったしロクに勉強もしなかったから転職もできなくて、それじゃあプログラミングしなくて済む職種に変わるしかないやって流れで人材派遣と政治活動してるだけでしょ?違うの?

いや、そういう自分ができないことをやろうとしてる人を見て、できなかった自分を正当化したい意識がなかったとしたら、「キミは技術力を高めていきたいんだね」で終わるはずでしょ。コーディングのスキルがなかった言い訳をしたいから、わざわざ「若いうちはコーディングしたいものだよねぇ~ (でも歳取ると違うんだよねぇ~マネジメントの道があるからさぁ~)」みたいなこと言うワケでしょ。

ぼくは客と直接打合せして要件定義もしてきたし、問合せを受け付けるような仕事もしてる。後輩の OJT もやったし、何人かのメンバをまとめて開発案件を回したこともある。見積もやるしスケジュール管理もする。でも「マネージャ」という肩書に落ち着いて、コーディングをしない SE には絶対ならない。

プログラミング・コーディングは、直接の成果物を作る仕事だ。ぼくは直接の成果物を作らない限り、「エンジニア」なんて名乗れないと思ってる。ニホンノエスイーの PL だとか PM だとか、あんなのは「エンジニア」でもなんでもない。俺はああいう職業には就かないぞと言っているのに、「歳を取ったらやるもの」になっていることが我慢ならない。

ニホンノエスイーにおける実装以外の工程は、証拠作りのための不必要な業務でしかない。形だけの設計書に、コード化せず手動で打鍵するクソみたいなテスト。コードが全てなのに、コードを誰も見ようとしない。バカだからだ。

俺はコーダー、プログラマ、技術者、エンジニアになりたいのであって、人材派遣も社内政治も興味ない。マネージャがしたい人はしていればいいし、彼らが担う役割があるのも分かってはいる。そうではなくて「プログラマは下、マネージャが上」「歳を重ねてスキルを付けたらマネージャになるもの」というキャリアプランに反対しているのだ。

お前らは何にもモノ作ってねえじゃねえか。俺より下だろ。ふざけんなや。