共有フォルダに対するバージョン管理ツールの運用
バージョン管理ツールがないレガシーな環境では、どこかしらのサーバのフォルダを共有設定にして、そこに置いたドキュメントを皆で編集したりすることがある。
うちの現場もそうだったのだが、去年ようやくバージョン管理ツールが導入された。
しかし、これまで共有フォルダにあったドキュメント類をその場でバージョン管理のリポジトリと同期させていて、「以降は共有フォルダのドキュメントを編集して、レビュアーにレビューしてもらってからコミットしてください」とかいうルールになってた。
ぼくはもう泣きそうです。
なぜ作業コピーをメンバーと共有しちゃうんだ…?
各自の環境に作業コピーを持って、そこでの編集内容をコミットすりゃいいんじゃないか?
やり直しが利くからバージョン管理ツールなんじゃないのか?なんでレビュー完了までコミットしないんだ?
結局のところ、10年以上エンジニアを名乗って仕事してる連中なのに、「バージョン管理ツールが何たるか」をまるで分かっていないのだ。2016年も終わったこの時代だというのに、その程度の知識量で、同期に失敗したとかで原本をおもくそ消したりしてるのに、下っ端の俺よりも稼ぐのだ。全く納得いかない。この会社ではバカであればバカであるだけいいのかと本気で思う。
いくら説明しても連中は分からないし、現場に入門書を置いても読もうともしないので、諦めてしまった。相変わらず「レビューが終わるまでに複数の編集が入っちゃうとコミットしづらいね」なんてトチ狂ったこと言ってて、こちらは最大限の哀れみを込めた苦笑を返しているのにその理由も分かってない感じ。
バージョン管理ツールがない、バージョン管理ツールに対する認識がない現場は、2017年になった今、もうおしまいなので、そんな現場からは早くいなくなりましょう。