tsconfig.json を切り替えてビルドする方法

TypeScript を使っているとき、開発時は緩めのチェッカを指定して、本番ビルドや Angular の AoT コンパイルの際は別のオプションを指定したい、とかで、複数の tsconfig.json を切り替えて運用したい場合があるかと思う。

その際は、tsconfig.json の他に、tsconfig-aot.json とか tsconfig-prod.json のように、ハイフンで区切った別名のファイルを置いておき、

# Angular の AoT コンパイル
$ ngc -p tsconfig-aot.json

のようにすると良い。

なぜハイフンで区切るかというと、tsconfig.aot.json のようなファイル名にしてしまうと、VSCode などの IDE がこのファイルを参照してエディタ上のチェッカとして利用してしまうからだ。なぜかドット区切りだと認識されてしまうので、ハイフン区切りやアンダースコア区切りなどがオススメ、というワケ。