映画「Jack Reacher アウトロー」を観た
2012年の映画「Jack Reacher アウトロー」を観た。
ジャック・リーチャーっていう有名な小説シリーズの映画化らしい。トム・クルーズが出てたから観た。トムの身長誤魔化しと威勢を張るための自己主張アクションは割と好き。宗教 (の押し付け) には賛同しないけど。
あらすじ
ある日、 川沿いの道にいた市民5人が何者かによってスナイパー・ライフルで射殺される無差別殺人事件が発生した。川の対岸に位置する駐車場から犯人が残した数々の証拠が見つかり、容疑者として挙げられたのはジェームズ・バーという元軍人。エマーソン刑事が取り調べを行うが、彼が発したのは「ジャック・リーチャーを呼べ」の一言。
ジャック・リーチャーは元陸軍の憲兵捜査官で、現在はアウトロー (流れ者)、誰も所在を知らなかった。しかしリーチャーはニュースでジェームズ・バーの逮捕を知り、エマーソン刑事とバーの弁護士であり地方検事の娘であるヘレンと出会う。
リーチャーはヘレンとともにバーの周囲を洗い始めるが、リーチャーの後をつける謎の連中がおり、二人は次第に事件の大きな闇に巻きこまれていく…。
感想
久々に「事前知識がないならそのまま観て欲しい」と思う映画だったので、上のあらすじはネタバレ含まず。
謎解きの要素が結構面白かったです。「あの時のあの発言からこう繋がるか!」みたいなのが、ホントにあっさり描かれてて、下手すると最後にリーチャーが真犯人のもとまで辿り着けた理由が理解できない人もいそう。
ネタバレに関してはもう少し後に書きます。
トム・クルーズ演じるジャック・リーチャーは、トムの自己主張出まくりでした。カッコつけてるシャレた言い回しに終始し、冷静沈着なキレる元軍人、とゆー。
でもちょっとピンチなところ作るために敵の存在に気付かず殴られてみたり、ちょっとドジっ子入ってる。ジャック・リーチャーもトシだからってことにしとく?w
アクションもそれなりに楽しめました。特にシボレー・シェベル SS を乗り回すカーアクションはノースタントで頑張ったらしいです。が、どうも対向車は走らせずにほぼ止まってたっぽいです。
ところでこのシボレー・シェベル SS って、同色の同車がワイスピ1のエンディングに出てましたね。角ばってるアメ車大好きです。
ロザムンド・パイクのおっぱい良いですね。トムに会ってから乳露出始める感じが、これまで弁護士一筋でやってきた非モテ系の冴えない女が目覚めてエロさ出してきてる感があって良いです。実年齢が30ウン歳なところも相まって、なんかグッときます。変態ですね。
チンピラグループの中の女子、サンディ役のアレクシア・ファストちゃんも可愛いですね。女の子しか見てないです。
ラストの強引に押し通した感はあるものの、悪くない映画でした。
ネタバレ
冒頭で無差別殺人を実行したのは、逮捕されたジェームズ・バーではないことが観客には分かってるのですが、それをトムが突き止めるまでがちょっと長いかなーと。
見てると最初はヘレンの父親が怪しいっぽいんですが、最終的には違って、黒人のエマーソン刑事がワル。んでその後ろに手指が溶けた金のことしか頭にない変なジジイがいてこいつが黒幕。
5人も無差別に撃ち殺したのは偽装のためで、本当は自分の会社の売却を断ろうとしてたある女性一人を狙った犯行だった。この女性が死んだことで会社が売却され、ジジイが儲かりますわ~ってことだった。
トムはバーが犯人ではないことを見抜いてたものの、自分を付け回してる手下たちの黒幕や内通者がイマイチ分からなかった。最終的にエマーソン刑事が黒幕の一味だと分かった決め手は、犯人がクルマを停めたコインパーキングのコインだった。
トムが証拠品のライフルを見ていた時、エマーソン刑事との会話の中で「犯人がコインパーキングに入れたコインは1968年製だった」と発言していた。このことがトムはずっと引っかかっていた。
なぜ無差別殺人犯がわざわざコインパーキングにコインを入れて証拠を残したか、なぜいきなりコインパーキングに投入されたコインまで調べようという頭が働いたのか。エマーソン刑事が真実を知っていたからできたことだった。
あんまり深追いしすぎたんでヘレンはエマーソン刑事につかまってしまうが、リーチャーは全員ぶっ倒して黒幕のジジイまで射殺して一件落着、とゆー。
ラストは勢いでもってった感があるけど、まーいいでしょー。