バイアスを常に意識する

この前新人と話していたら、「バイアス」という概念を知らなかったので、肩をがっくり落とした次第。四大出てないとこうなのかな?(学歴差別)

人間の思想には常にバイアスがかかっている。バイアスというのは、平たくいえば偏見のこと。自分が認知する物事や考える事柄には、自分の偏見が多分に混じっていて、正しく事実を認識していることは少ない、ということだ。

例えば、以下のようなバイアスによる歪んだ思考がよく見受けられる。

もう少し興味があれば、「タブロイド効果」「確証バイアス」「アンカリング」などの用語を調べてみると良い。このあたりの単語は心理学の授業の基礎で登場する。用語自体を覚えることは重要ではなく、こういうことが科学的にも認識されているということを知っておく必要がある。

要するに自分の思考には偏見が多分に含まれていて、それはいくら気を付けていても無意識の内に顔を出すモノだということ。このことすら認識しないでいると、自分本意な考え方のまま、何が悪いのかいつまでも分からない人材になっていく。

だからまずは、自分の認知や思想には偏見が混じっていることを自覚し、偏見が混じらないよう意識的に自分の考えや発言を見直していく心がけが必要なのだ。