他人が気になる時は自分に集中できていない
隣のヤツが居眠りしてるとか、新人が書くメールから一向に誤字脱字がなくならないとか、他人の一挙手一投足が気になって仕方がないときって、自分は他人を気にするばかりで何もしていないことが多い。
他人がどうしているか気にすることに時間や労力を割いているので、自分のことがその分疎かになっているのは当たり前。
でもそうやって他人の欠点やミスを見つけられると、それだけ自分では有能感・優越感を覚えられるので、性根の悪い行為であることになかなか気が付かない。
批評家は何も生み出さない。他人のミスを見つけて「私は分かっている」と再認識したところで、そのミスを指摘するでもなく、ましてやフォローするワケでもないのなら、何もしていないし、何も変えていないのだから、何も気が付いていない人と同じなのだ。
こんなことに時間を費やしているのは無意味だ。嫌なモノに執着してもしょうがない。そんなことをするくらいなら、自分自身のことに集中しよう。
自分のことに集中すると、視野は (この場合良い意味で) 狭まり、周りで何かあっても気が付かなくなったりするものだ。周りが気になり始めたら、自分のことに集中できていないのだと自覚し、改めよう。
それでも他人の行動が気になるなら、せっかくなら生産的なことをしよう。何か気になることがあるなら、「自分がいるからこそこの問題が解決できた」と、自分ではなく周りが評価してくれるように働きかけをしよう。