命名規則に関する定石を知っておく

前回、名前を付けることの大切さや意味について書いたが、今回は実際に名前を付ける際、予め頭に入れておくと良い定石をまとめる。

前例に倣って名前を付けることで、同じようなものは同じようなものとして見てもらえるし、他のメンバとの共通理解も作りやすい。あんまり「自分で考えてオリジナルな名前を付けること」に価値はなく、かえって「自分しか分からないモノ」になってしまう恐れがある。

かといって何も考えずにコピペすれば良いワケではなく、自分が作っている目の前のクラスや変数に対して、どの前例を組み合わせるのが適切か判断する、応用力が問われる

目次

よくある命名

よく使われる単語を知っておく。

アンチパターン

付けてはいけない名前を理由から押さえておく。結局はプログラムの可読性・保守性に繋がる。

場合別

この場合はどうしようとか。唯一の正解はないものの、チームルール策定の際に参考になるかも。

何度でも確認する

今回紹介した記事は特にまとまっている記事をピックアップしたもので、世にはこうした内容を取り扱う記事がごまんとある。

そうした記事は一度知ったつもりになっていても必ず目を通し、新たな発見がないか、これまで仕入れた情報の反論となるような意見がないか、確認しよう。

この業界は、「知ったつもりになって勉強を止めること」が一番の大敵。それまでは正解とされていても、時代の変化によって「誤り」になることも多いし、「トレンド」というものも意識しないといけない。

だから、「それ前に見たわ」とか「この場合はこういうもんでしょ?知ってる知ってる」と思っても、似たような記事を見かけたら必ず目を通しておき、「今年も思ったとおりのことが書いてあった、よかった」とか「あれ、これがアンチパターンと云われるようになってきた、確かにそうだが、でもこういう場合ではまだ有効だよな」とか、判断できるようにしておきたい。