DB・データ設計やテストデータに関する定石を知って分かりやすいデータ構造にする

ユーザの性別情報はどうやって管理しようか、とか、住所マスタのコード値はどうしよう、とか、よくあるデータ・モデルに対する定石パターンを雑多にまとめる。

目次

性別のコード値は ISO/IEC 5218:2004 に準拠する

性別の表現方法には国際基準があってJISとも互換

性別のコード値というものが、ISO/IEC 5218:2004 として策定されている。独自にコード値を決めず、このコード値に則って設計する方が直感的なシステムになるだろう。

都道府県の順序は JIS X 0401 に準拠する

都道府県の順序は JIS X 0401 に準拠すると良いだろう。グルーピングする際は、八地方区分にするのが標準的か。

郵便番号に関して押さえておきたいこと

郵便番号と住所地区は1対1で対にはなっていない。独自のバリデータを組んだり、住所に関するマスタ DB を作ったりする時に注意。

電話番号として許容される桁数

電話番号のバリデータ設計時に。

テストで使えるクレジットカード番号

テスト用の番号があったりするので、自前でモック化したりしなくても良かったりする。


定石を知っておくと、既に誰かが決めておいたことを改めて考える必要もなくなるし、準拠する仕様を皆が知っていれば改めて規則を説明する必要もなく、共通認識が作りやすい。こうした規格の類はたくさん知っておこう。