「モチベーション」なんかに頼って仕事するなド素人が
「ぼく、面白そうなサービスの開発じゃないとモチベーション上がらなくて、仕事する気にならないんですよね」とか言ってる新人がいて、若いなぁ〜と思って聞いていた。
「モチベーション」、日本では「やる気」とかいう意味合いで使われているが、ぼくは、「やる気」とか「士気」などという不安定な要素を土台に仕事している間は、ド素人のアマチュアだと思っている。
「仕事のモチベーションが保てないと…」などと言っている連中は要するに、「個人的にやる気がない時は成果物の質が下がります」と言っているのだ。そんなヤツにお金を払って仕事をお願いしたいだろうか。「その時の気分によります」なんて言われても、ふざけんな遊びじゃねえんだとしか思わない。
こういうこと言っちゃうヤツらは「意識だけは高い系」で、良いバイオリズムの時でもモチベーションしかないので仕事はもともと出来ない連中だ。やる気や気持ちだけで物事がどうにかなるんならみんな二度寝なんかしねえだろ、っていう。テメェの好き嫌いをお客様に影響させるんじゃねえアホと。
で、ぼくの場合はだが、まずは「もらえるお金」に見合った仕事はキッチリやる、というのがベース。所属する会社と自分の関係でいえば、生活できるだけの給与が正しく支払われていれば、正しく向き合う。その上で、お客様が支払う金額と、こちらが了承した成果物という契約に見合った成果を出す。自分の気持ちややる気なんか関係ない。
興味を持って仕事しちゃいけないとか、モチベーションがない方が良いと言っているワケではない。気分がノってる方が良いとは思うが、「それがないと仕事ができない」などと言うヤツは赤ん坊だな、というワケである。
こういうことを直接言っても、まず「自分が正しい」から話がスタートしている「意識だけ高い系」の人間には何も響かないので、バカは勝手に不幸になっていればいい。放置。