Mac と Windows に nkf をインストールする
コマンドライン上で文字コードや改行コードを判定・変換できる nkf (Network Kanji Filter) というツールがあるので、インストールしてみる。
Mac と Windows とでインストール方法が違うので別々に紹介。
目次
Mac の場合
Mac の場合、nkf は Homebrew でインストールできる。
- 参考 : Mac OSX に Homebrew Cask で Atom エディタをインストールする … Homebrew のインストールについてはコチラ。
$ brew install nkf
Homebrew で導入できるモノは v2.1.4 で、コレが最新っぽい。
$ nkf -v
Network Kanji Filter Version 2.1.4 (2015-12-12)
Copyright (C) 1987, FUJITSU LTD. (I.Ichikawa).
Copyright (C) 1996-2015, The nkf Project.
Windows の場合
Windows 版の nkf は2・3種類あるようだが、今回は GitBash で使えるよう、以下のモノを導入してみる。
まずは上のリンクから nkf-2.0.8b.bin.tar.gz
をダウンロードする。
次に、GitBash にて tar
コマンドを使って解凍する。
$ tar -zxvf nkf-2.0.8b.bin.tar.gz
nkf.exe
nkf.exe
が解凍して吐き出されるので、GitBash で PATH が通っている場所、つまり C:\Program Files\Git\usr\bin\
などに放り込む。そのままだと権限がないかもしれないので、ファイルを選んで「プロパティ」から「セキュリティ」タブに進み権限を付与しておく。
以下のように GitBash 上で使えるようになっていれば OK。
$ nkf -v
# …中略 (ヘルプが出力される)…
Network Kanji Filter Version 2.0.8 (2007-07-20) for Win32
Copyright (C) 1987, FUJITSU LTD. (I.Ichikawa),2000 S. Kono, COW
Copyright (C) 2002-2007 Kono, Furukawa, Naruse, mastodon
Mac の Homebrew で導入できるモノより古いが、「Win32」と付いているし、別物なのかも?詳しくはよく分からない。
以上
バージョンの違いからか、--guess
・-g
オプションの挙動などに若干の違いがあるが、基本的には同様に利用できる。
このツールを使って実際に文字コードや改行コードを判定する方法は次回。