無料の開発者アカウントで iPhone にインストールしたアプリの有効期限を更新する方法

Apple Developer Program に登録せず、無料の Apple ID アカウントで iOS アプリを実機にインストールした場合、プロビジョニング・プロファイルの有効期限は7日間となる。

「Automatically manage signing」を利用するとプロビジョニング・プロファイルを自動的に作成し、期限が切れてからの再インストール時は自動的に有効期限を更新してはくれる。しかし、7日間経って期限が切れるまでは、プロビジョニング・プロファイルを更新してくれない。

あと1日で有効期限が切れると分かっている時に、期限切れを待たないとプロビジョニング・プロファイルを更新してくれないのは少々不便だ。ということで、有効期限内にプロビジョニング・プロファイルを再作成させ、有効期限をその日から7日間に更新する方法を紹介する。

やり方は簡単で、以下のディレクトリに作成されているプロビジョニング・プロファイルファイルを削除してしまう、というもの。

~/Library/MobileDevice/"Provisioning Profiles"

予め、プロビジョニング・プロファイルを更新したいアプリの Xcode プロジェクトを開、「Automatically manage signing」のチェックを外しておく。

この状態で上述のディレクトリに移動し、対象のプロビジョニング・プロファイルのファイルを削除する。

$ cd ~/Library/MobileDevice/"Provisioning Profiles"
$ rm 【対象のプロビジョニング・プロファイル】.mobileprovision

そして再度 Xcode プロジェクトを開き、「Automatically manage signing」のチェックを入れれば、その場でプロビジョニング・プロファイルを自動作成してくれるので、その日から7日間の有効期限に更新できる。


趣味で作った自分専用のアプリなんだけど、有効期限あるのめんどくさいな…。