ジョン・トッド『自分を鍛える!「知的トレーニング」生活の方法』を読んだけど…

ジョン・トッドの『自分を鍛える!「知的トレーニング」生活の方法』を読んだ。Amazon で1円だったので買ってみた。

書いてあること

「自分を鍛える」は、良い習慣の作り方、効果的な読書法、スケジュールの立て方などを紹介している。

ついつい明日に回してしまう癖を何とかする方法とか、仕事の効率をあげるための考え方などが説明されている。

コレが「タメになるか」はその人次第

この本に書かれていることは嘘やデタラメではない。しかし、この本に書かれている程度のことは既に他の自己啓発本で紹介されていて、人によっては「いまさら感」がある内容ばかりだろう。

この本の初版は150年以上前と云われていて、今から見ると科学的・医学的考証に乏しい部分があり、「精神論」に聞こえるところも多い。

精神論でいい人はこれでもいいだろうが、「科学的根拠をもって暗示をかけたい」人には向いていないかも。

さすがに古すぎるかも

個人的には、あまりに古すぎて、新たな発見がほとんどなかった、というのが感想。間違ってはいないが、今の時代なら既により研究された内容が他で読めるので、わざわざこの本を読まなくてもいいかなと思った。

とはいえ、もう学ぶことがなかったワケでもなくて。怒りっぽい僕は以下の一文を肝に銘じておきたい。

すぐカッとなって喧嘩腰になるような人間は、放っておけばいい。そういう人間の喧嘩相手はすぐい見つかる。彼以上に強い者があらわれて、あなたよりもうまくやっつけてくれる。口論好きな人間は、一生決闘をし続けなければならない

  • P171

自己啓発本を初めて読む人は、こうしたものから入っても良いかもしれない。