コマンドプロンプト上で Unix・Linux コマンドを使えるようにする GnuWin32

GnuWin32 という、かなり古いツール群があるのだが、コレを試してみた。

簡単にいうと、Windows コマンドプロンプト上で使える Unix・Linux 風コマンドを多数提供しているコマンド集。PATH を通すだけでコマンドプロンプト上で ls とか grep とかできるようになる。

インストール手順

まずは以下のサイトよりパッケージをダウンロードする。本稿執筆時点のファイルは GetGnuWin32-0.6.3.exe だった。

ダウンロードした exe ファイルを実行するとウィザードが開く。「Install」ボタンが出てくるが、作業用のファイルを展開するだけなので、適当なディレクトリに吐き出させる。

以降は吐き出したディレクトリ配下の Readme.txt に沿った手順となる。

ディレクトリ内にある download.bat をテキストエディタで開き、パッケージ群のダウンロード先サーバを変更する。

:: 158行目あたり、GNUWIN32_MIRROR 変数の値を以下のように変更する
set GNUWIN32_MIRROR=jaist

書き換えた download.bat を実行すると、パッケージ群をモリモリダウンロードし始めるので、気長に待つ。

次に、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、install.bat 以下のように実行する。

> install.bat C:\gnuwin32

引数で指定しているディレクトリが、コマンド群の格納先となる。このディレクトリに PATH を通すことになるので、任意の場所に吐き出させるようにしよう。

インストール作業はココまでで完了。

使い方

以降は、コマンド群の格納先ディレクトリに吐かれている GNUWin32\Start Menu\gnuwin32.lnk というショートカットを実行すれば、GnuWin32 のコマンド群に PATH が通った状態のコマンドプロンプトが起動できる。

通常のコマンドプロンプトでも PATH を通した状態にしたければ、環境変数 Path に追加すれば良い。

以上

入れてみたものの、コマンドプロンプト、もうほぼ使わないな…。