Xcode は AppStore を使わずにインストールできる

普段、Mac に Xcode をインストールする時は、AppStore からインストールすれば良いが、端末で使っている AppleID が複数あって上手くアップデートできなくなったとか、さらに社内のプロキシ設定によって AppStore に上手く繋がらなくなったとか、様々な理由から AppStore 経由で Xcode をインストールできなくなる場合がありうる。

そこで調べてみると、Apple の Developer 向けサイトの中で、Xcode をはじめとする開発用ツールを xip ファイルにしてダウンロードできるようにしているページを見つけた。

上のページに遷移した時に AppleID でのログインを求められたら黙ってログイン。初回は利用規約みたいなのに同意する必要がある。

設定が完了すると、「More Downloads for Apple Developers」というページが開き、ダウンロードできるツール名が一覧表示されている。Xcode は本稿執筆時点で「Xcode 10」として一覧の中にあるので、コレをクリックすると、Xcode 10.xip ファイルへのリンクが出てくる。5.4GB あるようだ。

xip という拡張子はなんなのかというと、Zip にデジタル署名が付いたモノらしい。詳しくは $ man xip コマンドで調べられるようだ。

つまり、xip = zip + digital signature (デジタル署名) という認識でよさそう。
zip 形式だけど、怪しくないファイルだよ!開いても問題ないよ!ってとこかな。

というワケで、Mac ならダウンロードしてすんなり解凍できる。

こうして取得したファイルを Applications/ ディレクトリ配下にポイッとすれば、めでたく Xcode を導入できた。

注意点としては、このように導入すると AppStore 経由でアップデートできないため、バージョンアップの度に上述のサイトからダウンロードし直す必要がある点だろうか。やむなし。