PC やスマホの見過ぎで眼球の奥が痛む時は水分不足かも

自分は SE・プログラマ職なので、日中はずっと PC の画面を見ている。通勤途中や昼休みはスマホを見ているし、家に帰ってからも PC を触るかスマホを触るかしている。つまり寝る時以外のほとんどの時間を、ディスプレイを見て過ごしている。

この生活を続けているとさすがに眼精疲労が酷く、夕方になると眼球の奥に痛みを感じる時がちょくちょくある。こうなるとその日はもう治らず、寝るしかなかった。

しかし最近、この目の痛みを軽減する、1つの単純な方法を発見したので、紹介しようと思う。あくまで個人の感想と推測に基づくもので、医学的な保証は何もないので、鵜呑みにはせず、話半分に聞いていただければと思う。

目次

眼精疲労が起こる仕組み (聞きかじり)

たしか「ためしてガッテン」か何かで見たのだが、人間の目というのは本来、魚のように左右の目が外側を向くのが、眼球の筋肉の作りとしては自然なんだとか。実際に、人間が目を閉じている時は、左目が左外側、右目が右外側を向いているらしい。分かりやすく表現すると、実は「外斜視」な状態の方が、左右の目の「本来の定位置」だという。

それが本来の姿なのだが、起きている間は両目の筋肉を使って正面を向かせている、というのだ。

ただでさえ「正面を向かせる」ために目の筋肉を使っているのに、さらにディスプレイを凝視するために両目を真正面に固定しているもんだから、目の筋肉が極度に硬直して眼精疲労が起こる、という仕組みなんだそうだ。

目の筋肉のコリを解消するには (推測)

聞きかじりの知識から、目の筋肉のコリの解消法を考えると、原理的には両目が左右外側に開くよう、筋肉を戻してやればいい、ということになる。

目をつぶっている時は両目が左右外側に開いて筋肉が戻るので、やはり目をつぶっておくのが最善策ということになる。

別のテレビ番組でやっていた、「両目を強くつぶったまま、眼球を上下左右に数秒ずつ向ける」というのも、目の筋肉を伸ばしたり収縮させたりすることでほぐそうとする狙いで、効果があるのだろう。

となると、目薬で解消するのは目の乾き程度で、筋肉のコリをほぐすほどの効果はないように思える。効いた気がするのは乾きが解消したことと、目薬をした時にギュッと目をつぶるからではないだろうか。

ホットアイマスクなどは目の血行を良くして筋肉を弛緩させるし、その間は目をつぶっているだろうから、結果的に効き目があるといえるかも。

目をつぶっている時間なんて取れない

しかし、寝る時はともかく、日中に15分ぐらい目をつぶっているような時間なんて、そうそう取れない。スマホ離れすれば昼寝したり電車を寝て過ごしたりできるかもしれないが、みんなソシャゲに忙しいから目を休める時間なんて作れそうにないだろう (爆)。

隙を見て目をとじてほぐしたり、目薬でしのいだりするにしても、他に何かないだろうか…。

水分を多めに取っていると目が痛くなりにくい

そんな時、日頃の自分の生活を振り返って、あることに気が付いた。それは、水分を多めに取っている日は目の奥が痛くなりにくいということ。

作業に集中してしまったりして、1日にペットボトル1本分も水分を取らなかった日は、夕方ぐらいから目が痛くなるのだが、たまたま水分を多く取っている日は、眼球が痛くならなかったのだ。

コレに気付いてから意識的に試してみたが、やはり僕の場合は、水分摂取量が少ないと眼球が痛くなるし、水分を取っておけばあまり痛くならないことが明らかだった。

水分補給が目に良い理由を調べてみた

コレがたまたまなのか、何か理由があってなのか、気になったので調べてみたところ、以下の文献でそれらしいことが書かれていた。

目の場合は、涙という水分そのものが健康を保っているので、からだが水不足の状態になると涙の量も減りますし、血液が届ける栄養が少なくなるので、さまざまな病を引き起こします。

また、栄養が不足する一方で、血液が取り除くはずの老廃物が筋肉や目の周辺にたまり、細胞が正常にはたらかなくなることも!

肩こりや目の疲れを解消させるサプリも大人気ですが、根本的に必要なのは、毎日こまめに水を飲むことです。

つまり、水分不足によって血液がドロドロになると、血液が目に届ける栄養が少なくなり、老廃物も流れ出ていかなくなるので、目の筋肉の痛みに繋がる、らしいのだ。

コレ以外に、「経口補水と眼球の痛み」との直接的な関係に言及した文献はあまり見当たらなかったのだが、「血行不良と眼精疲労」との関係についてはいくつか文献があったので、やはり水分補給によって血行が良くなれば目の痛みにも効きそうとみえる。

目が痛くなりやすい人は多めに水を摂ろう!

水分補給は、一度にガブ飲みするのではなく、少量を高頻度でこまめに摂取することが大事。眼球の奥に痛みを感じている人は、まずは日頃の水分を多めに摂るところから始めてみてはいかがだろうか。