Docker コンテナとの共有ディレクトリを設定する
Docker で仮想環境を作ると、当然ながらホスト OS (Docker を立ち上げている大元の PC 環境) とは全く異なる環境が立ち上がる。しかし、
- ホスト OS にあるデータを Docker コンテナに持ち込みたい
- Docker コンテナを破棄しても作業中のファイルは永続化したい
という場合も多くあるだろう。
そこで今回は、Docker の共有ディレクトリ設定を紹介する。VirtualBox・Vagrant にも「共有フォルダ設定」があったと思うが、それと同じようなものだ。
# Docker コンテナと接続する作業用ディレクトリを作り、そこに移動する
$ mkdir work-centos && cd $_
# カレントディレクトリを `/work/` ディレクトリとして接続し、CentOS7 の Bash を起動する
$ docker run -v `pwd`:/work -it centos:7 bash
# CentOS 上では `work-centos/` ディレクトリの内容が `/work/` ディレクトリ配下に表示される
$$ cd /work/
あとは /work/
内に好きにファイルを作れば、コンテナ終了後もホスト OS の方に永続化される。