映画「Purge パージ」を観た

2013年の映画。

近未来のアメリカは、1年に1度、12時間の間だけ、ほぼ全ての犯罪が許される「パージ」という制度が出来ていた。ある者はムカつく上司を殺したり、やりたい放題するが、参加したくない人は自宅の警備・防御システムを整えて自宅にこもって過ごす。

家庭の防御システムを販売しているイーサン・ホークの一家は家にこもることにしていたが、ある男が家に侵入し、彼をかくまったことで家族ともども命を狙われることになる…。

…という話。

もっとやりたい放題犯罪を犯す映画かなーと思ったら、家の中で完結してしまってなんだかなー。

「僕は何か面倒なことをやらかします」という顔をしたバカな息子が男を家にかくまってしまって、この時点でバカさ加減にゲンナリ。

よく売れているという自宅の防御システムがかなりお粗末。

何でこんなレベルの防犯システムが売れてるんだ?みんな家に残らないで殺しに出てるのかな。

さらに家の電気が消えてしまうと家族となかなか巡り会えないほど家の中が広くなるらしく、バカそうな姉が全然見つからなかったりするし、とうとう家の中に侵入してきた悪のグループともなかなか遭遇しない。

最初に家に忍び込んだ黒人を縛り上げたところで、イーサン・ホーク以外の家族は「こんなこと止めよう」などと言い出し、説得されたイーサンは「そうだな、この黒人を悪党に差し出すのは止めて戦おう」とかなる。おかしいだろ。そのせいでイーサン・ホークは死ぬし、バカ息子さえいなけりゃ安全だったのに何だこりゃって感じ。

「どんな犯罪も許される」という設定がウケたらしく、この1作目のあと、3作も続編が作られている。続編はどうしようかなー、こんな調子だったら観なくてもいいかも。