映画「3 Days To Kill ラスト・ミッション」を観た

2014年の映画。ケビン・コスナー版「96時間」シリーズ。

凄腕 CIA エージェントのケビン・コスナーは、ガンで余命いくばくもないと分かり、別居していた妻・娘のいるパリを訪れる。すると CIA 長官お抱えの謎の金髪美女が現れ、試験段階の治療薬をケビン・コスナーによこす代わりに、テロ集団のトップを暗殺せよと指示してくる。

妻には病気のことを話して理解を得られたものの、思春期の娘には病気のことを打ち明けられず、「今まで私を放っておいたのに、突然現れて父親ヅラ!?ふざけんな!」と嫌われてしまう。

父として死ぬ前に娘との溝を埋めようとしながらも、金髪美女から治療薬をもらうため、ケビン・コスナーは「最後の任務」に向かう…。


話のテンポが良くて、アクションシーンも、コメディも、家族ドラマも、それぞれそこそこ楽しめたが、細かい粗が目立つ作品だと思った。何かしら伏線になるのかな?と思われた設定が最後まで生かされず、微妙に気を散らされてモヤっとするところが多かった感じ。例えば「ウィスキーを飲むと治療薬の副作用が収えられる」という設定は、とりあえずピンチなシーンを生み出す以外に、形勢逆転するための使い方も出来たのでは?と思う。

全体的には面白かったが、そういう細部の違和感が、なんというか、「YAMAKASI ヤマカシ」を観た時の違和感に似ていたので、Wikipedia を見てみた。そしたらやっぱりだよ、脚本・リュック・ベッソン。もう少し頑張れ。

娘役のヘイリー・スタインフェルドはちょいぶちゃいくでかわいかった。