映画「12 Monkeys 12モンキーズ」を観た

1995年の映画。モンティ・パイソンのメンバーとして知られるテリー・ギリアムが監督を務め、ブルース・ウィリス、ブラッド・ピットが出ている。

ブルース・ウィリスが住む2035年の未来は、ウイルスが蔓延していてほとんどの人類が死んでしまっている。ウイルスは1996年頃に「12モンキーズ」と名乗る集団がバラ撒いたと言われていた。ブルース・ウィリスは、このウイルスの在り処を突き止め、ワクチンを作るため、1996年にタイムトラベルするよう任務を与えられた。

しかし、タイムマシンの故障によって、ブルース・ウィリスは1990年に送られてしまった。ウィリスはすぐに異常者扱いされ、精神病院に収容されてしまう。そこで出会った患者のブラッド・ピットは、実は後に「12モンキーズ」のリーダーとなる人物だった…。


タイトルだけは聞いたことのある映画だったが、初めて観た。「タイムトラベルもの」と言える作品だが、独特の雰囲気が強くて、なんともクセのある映画だった。


ブラッド・ピットの父親は細菌学者で、ブラピは仲間を集めて「12モンキーズ」という集団を結成、父親の研究所からウイルスを盗もうと計画しかける。しかし実際、彼らはウイルスを盗んでおらず、動物園の動物を解放して逆に父親を動物園の檻に入れる、というイタズラで終わっていた。

実際にウイルスを研究所から持ち出したのは、研究所の助手だった過激派の人間だった。空港で真犯人を突き止めたブルース・ウィリスは、犯人に銃を向けるが、警備員によってブルース・ウィリスが撃たれてしまう。その光景は、幼い頃のブルース・ウィリスが目にしたことのある光景で、何度も夢に出てきたその現場だった。

真犯人は飛行機に乗り込んで、ブルース・ウィリスから逃げ切った。しかしその隣の席には、ブルース・ウィリスを過去に送り込んだ未来の科学者が「救済保険員」として座っていた。

…ラストの解釈が微妙なところ。ブルース・ウィリスを過去に送り込んだオバハンの科学者が真犯人の隣の席に座ってて、「救済保険業をやってるの」と話して映画が終わるのだが、コレをどう解釈するか。

多分、ブルース・ウィリスの追跡によって真犯人が分かったところで、未来からオバハンの科学者がタイムトラベルしてきて、このあとウイルスを上手く盗み出すのかな、という考え方で良さそうだけど。

ブルース・ウィリスを「ボブ」と呼ぶ天の声とか、歯を抜いた老人の正体とかも、ネットでは色々考察されている。最近テレビドラマシリーズも始まったらしいが、何かもうこの映画でモヤっとするの面倒臭いな…。この映画だけでおしまいにしよう。