Kubernetes のオシャレな管理コンソール「k9s」
Kubernetes クラスタを管理する時に使うのが kubectl
だが、この kubectl
の機能を発展させ、ターミナル上でイイカンジに Pod の閲覧・操作ができる CLI ツールを見つけたので紹介。「k9s」というツールだ。
スクリーンショットを見れば、どんな感じか分かると思う。
インストール方法
MacOS Mojave では Homebrew を使って入れるのが簡単。
$$ brew tap derailed/k9s
$$ brew install k9s
Linux の場合、バイナリを取得して使うのが良いかも。
# TarBall をダウンロードする
$ wget https://github.com/derailed/k9s/releases/download/0.6.6/k9s_0.6.6_Linux_x86_64.tar.gz
# TarBall から k9s というファイルだけを解凍して取り出す
$ tar xvf k9s_0.6.6_Linux_x86_64.tar.gz k9s
# 実行権を付与
$ chmod +x ./k9s
# k9s ファイルを PATH が通っているところに配置する
$ mv ./k9s /usr/local/bin/
tar xvf
で解凍する際、そのアーカイブの中のファイルパスを指定すれば、指定のファイルだけが解凍できる。コレ便利。
最近は Go で作られたシングルバイナリをよく見かける。便利。
使い方
インストール後は $ k9s
コマンドを叩くだけ。管理画面に移動し、上段に操作方法、下段に Pod 一覧が表示される。
Pod 一覧には以下のような情報が表示されている。
- Pod 名
- Pod のステータス
- CPU 使用率
- メモリ使用率
- その Pod が動作している Worker Node 名
さらにココから、以下のような操作が可能。
l
: ログの確認 (kubectl logs
)s
: Pod 内コンテナのシェルへの接続 (kubectl exec
)d
: Pod の詳細確認 (kubectl describe
)Ctrl + d
: Pod の破棄 (kubectl delete
)
hjkl
などの操作の他、:
でコマンドモードになったりなど、CUI ツールって感じ。終了は Ctrl + C
か、:
→ quit
など。
機能的には kubectl
でできることの拡張に過ぎないが、何より開いている感じがカッコイイのでオヌヌメ。個人的にはあと k8stail
を入れておけば Kubernetes の管理は十分できるなぁ〜。