映画「Escape Plan 大脱出」を観た
2013年。
自ら刑務所に入り脱獄してみせることで刑務所の脆弱性を指摘するコンサルタントのシルベスタ・スタローンは、CIA が開発する極秘刑務所のセキュリティチェックを依頼される。しかしいざ刑務所に入ってみると、そこは事前に聞いていた場所と違い、局長も事前に知らされていたオッサンではなくジム・カヴィーゼルだし、解放してもらうための暗号を伝えるも「何それ?」と無視されてしまう。スタローンは CIA の女に騙されてしまったようだ。
そんな時、囚人のアーノルド・シュワルツェネッガーが「よぉポルトス、俺はロットマイヤーってぇんだ」と声をかけてきた。彼はなぜだか執拗にスタローンを追いかけてくる。そこでスタローンは「ポルトスってのは偽名で、ホントはスタローンってぇんだ。民間企業から派遣されてココに入った、脱獄に協力してくれないか」と持ちかける。ロットマイヤーは脱獄に協力する。
スタローンは刑務所のセキュリティに関する書籍を出版しており、この謎の刑務所はその書籍を参考にして作られたと思われる。自分が設計したといっても過言ではない鉄壁のセキュリティを誇る刑務所なだけあって、脱獄には苦戦する。
なんとかスキを突いて一度脱獄しかけるも、ココが建物ではなく、巨大な船の中だと判明する。そこで、夜空の星を見て緯度を調べ、気候などの情報から船の位置をおおよそ割り出す。ロットマイヤーは「その辺なら近くに友達住んでるよ」と言うので、スタローンは医師のサム・ニールを説得し、外部に脱獄決行日を発信してもらう。
決行日当日、てんやわんやあって、協力してくれていたイスラム教徒は死ぬが、スタローンとシュワちゃんは逃げ切る。局長のジム・カヴィーゼルは船の爆発に巻き込まれて死ぬ。無事地上に降り立つと、依頼を持ちかけてきた CIA の女が現れた。この女はシュワちゃんの娘で、ロットマイヤーも偽名だったと言う。「こいつぁ一本取られた!」と微笑むスタローン。
そしてスタローンは、自分をハメたコンサル会社の上司をとっ捕まえて貨物コンテナに閉じ込め、どこかに島流ししてめでたしめでたし。
腕っ節も立つけど頭も良い、っていうスタローンの設定はナイスでしたね。ジム・カヴィーゼルは悪役が本当に似合う。船の爆発に巻き込まれて死ぬところは、デンゼル・ワシントン主演の「Deja Vu デジャヴ」と同じだった。