映画「Money Pit マネー・ピット」を観た

1986年の映画。スピルバーグ製作総指揮のドタバタコメディ。若かりし頃のトム・ハンクスが出ている。

弁護士のトム・ハンクスと、恋人のアンナ (シェリー・ロング) は、アンナの前夫であるアレクサンドル・ゴドゥノフが留守にする家に居候していた。しかしアレクサンドルが突如帰宅し、二人は家を追い出されることに。

そこで新たな家を探していると、オシャレな外観の格安物件を見つける。コレはチャンスと早速契約したが、その家は引越し当日から階段が崩れ、水道からはエイリアンの粘液みたいな得体の知れない汁が出てくる、というとんでもない欠陥住宅だった。

あまりお金のない二人は、安い施工業者に頼んで家の修理をお願いするが、ほとんど建て替えになる勢いで修理が必要になると分かる。粘り強く耐えていた二人だったが、半年近く経過しても修理が終わらない。日頃の不満が溜まっていたアンナは、トム・ハンクスが出張している間に、前夫アレクサンドルの誘いに乗って彼の家に泊まってしまう。

出張から帰ったトム・ハンクスはアンナの異変に気付き、浮気したのかと問い詰める。「酒に酔って覚えていないが、前夫と寝たと思う」と白状したアンナにトム・ハンクスはブチギレ。アンナも逆ギレして大喧嘩してしまう。

それでも家の契約と修理にお金をかけていることから、二人が家を離れることはなかった。険悪なムードが続く中、ついに修理が完了する。

半分別れを覚悟しつつも、二人の軌跡を振り返るトム。アンナは先日、アレクサンドルから「君は家に泊まったが、別々に寝た、関係は持っていない」と明かされており、それをトムに伝える。わだかまりがなくなり、二人はヨリを戻して結婚式を挙げる。

一方、トム・ハンクスの父は、リオデジャネイロで若い女性と再婚し、オシャレな豪邸の物件を見つける。その物件の家主は、トムとアンナに欠陥住宅を売りつけた夫婦だった…。笑


まさに1980年代!って感じのドタバタコメディ。トム・ハンクスが正面からコメディやってるのは新鮮だったが、下手すると薄ら寒く感じるような、今となっては古臭く感じてしまうアレ。

彼女の前夫を演じるアレクサンドル・ゴドゥノフ。80年代ってこういう長身の金髪よく出てるよなーって感じ。どうも「刑事ジョン・ブック」や「ダイ・ハード」に出ていたみたいで、それで見覚えがあったのかも。

浮気しといて逆ギレする女にはイラッときたけど、テーマ曲が良かった。