CentOS7 を日本語環境にする
GCP に登録して GCE をイジり始めた。CentOS 7 イメージを利用して VM を立ててみたのだが、デフォルトでは英語環境になっているので、いくつか日本語環境としての変更を入れてみる。
目次
タイムゾーンを UTC から JST に変更する
まずはタイムゾーンの変更から。変更前は次のような見え方。
$ date
Sat May 25 12:40:37 UTC 2019
$ timedatectl status
Local time: Sat 2019-05-25 12:43:28 UTC
Universal time: Sat 2019-05-25 12:43:28 UTC
RTC time: Sat 2019-05-25 12:43:28
Time zone: UTC (UTC, +0000)
NTP enabled: yes
NTP synchronized: yes
RTC in local TZ: no
DST active: n/a
タイムゾーンを JST に変更するには、次のコマンドを叩く。
# タイムゾーンを変更する
$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
コレで、先程のコマンドの実行結果は次のように変わる。
$ date
Sat May 25 21:43:55 JST 2019
$ timedatectl status
Local time: Sat 2019-05-25 21:43:46 JST
Universal time: Sat 2019-05-25 12:43:46 UTC
RTC time: Sat 2019-05-25 12:43:46
Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900)
NTP enabled: yes
NTP synchronized: yes
RTC in local TZ: no
DST active: n/a
標準出力の日本語表示化
コマンドの実行結果を一部日本語化する。
# 以下のコマンドで /etc/locale.conf ファイルを書き換える
$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
# 書き換えたファイルを再読込するか、マシンをリブートするなどして変更を反映する
$ source /etc/locale.conf
# 表記が日本語に変わった
$ date
2019年 5月 25日 土曜日 21:50:24 JST
基本は /etc/locale.conf
ファイルで指定されている LANG
を ja_JP.UTF-8
に変更すれば良いだけなのだが、~/.bash_profile
に export LANG=ja_JP.UTF-8
と書け、と言っている文献がよく見られる。結局は同じことなので指定しても影響はないが、自分が試した限りでは別に export LANG
指定をしなくても日本語表示に切り替わった。
man
ページを日本語化する
前述の手順で LANG
が ja_JP.UTF-8
担っていると、一部のコマンドは man
ページが日本語表示になるが、より多くのコマンドの man
ページを日本語化するには、以下のコマンドを実行する。
$ sudo yum -y install man-pages-ja
以上
今回紹介した内容は、以前 Vagrant の環境構築の中でも一部触れていたのだが、「Linux 環境の日本語化」という観点だけで単独の記事にしたことがなかったので、調べ直して書いた。
↑この記事から2年以上経って、仮想化技術もどんどん進歩していることを実感…。