「『対人関係療法』の精神科医が教える『苦手な人』とのつき合いがラクになる本」を読んだ
水島広子さんの本。ヤなやつパンダと主人公ウサギのイラストが可愛い。
苦手な相手がいる。なぜその人を苦手だと感じるのか?それはあなたが、その人に対して「コントロールできる感覚」を持てていないから。人間は自分が物事をコントロールできることを望む。そして、コントロールできないモノに対してはストレスを感じる。
本書はこの根源的な問題をおさらいして、どうやったらコントロールできる感覚を持てるか、すなわち、どうやってそういう人を処理したらいいか、を紹介している。
本書の Amazon のレビューを見ると、こんなレビュアーもいた。↓
『自分の領域』『他人の領域』について考えたことがなかったので、領域問題があるという事実を知れたことは、私にとって大きな収穫となった。
それにより、知らない間に自分が領域侵害をしていたことにも気づけ反省できた。
この人は気付いてくれたからまだ良いものの、こちらからすると「人との距離感」「パーソナル領域」という感覚を持っていない人間が存在するということに愕然とする。
そんな、根本から分かりあえなさそうな人間が存在することを踏まえて、じゃあそんな人とどうやって付き合っていけば楽になるか、ということを紹介しているのが本書だ。
自分一人ではどうしたらいいか分からなくなっている時は、本書で紹介されているような対処法を活用してみたい。