映画「Drive ドライヴ」を観た

2011年の映画。

風来坊のライアン・ゴズリングは、自動車整備工として働く傍ら、カースタントマンを演じたり、夜な夜な強盗犯を逃がす「逃がし屋」として金を稼いでいた。

ある日ゴズは、同じアパートに住むキャリー・マリガンと恋に落ちるが、彼女には子供がおり、服役していた夫のオスカー・アイザックが釈放された。

この夫は刑務所で借金を抱えており、その時の仲間から強盗を強要されていた。キャリーとその息子を思い、強盗のメンバとして加わることにしたゴズ。強盗仲間として雇われたクリスティーナ・ヘンドリックスは金を持って車に乗り込めたが、オスカーは逃げ切れず射殺されてしまう。

ゴズがクリスティーナを問い詰めると、この強盗計画はオスカーをハメる罠だったと分かる。そしてロン・パールマンが黒幕だと分かる。

パールマンはゴズを雇っていた自動車整備工のブライアン・クランストンを殺したので、ゴズはパールマンを殺す。パールマンの相棒であるアルバート・ブルックスは「金を返せばキャリーとその息子には手出しをしない」と言い、ゴズは金を渡す。するとアルバートはゴズにナイフを刺すが、ゴズも応戦しアルバートを殺す。刺されたゴズはどこかへと走り去る。


…シナリオだけ聞くと、何だこの映画?\(^o^)/ となるが、なんともスタイリッシュなビジュアルに惹き込まれる。ゴズがキャリーと乗り込んだエレベータで、殺し屋の手下と戦闘になるシーンは、北野武の「ソナチネ」みたいなスリル。タイトルで期待するような激しいカーアクションはほとんどなく、「その男、凶暴につき」など北野武映画のような暴力・グロ表現の方が多い感じ。ストーリーもまぁありがちというか、その手の映画はよくあるが、それらを全て独特の映像美で昇華させている。なんともいえない良さがある。