映画「Gladiator グラディエーター」を観た
2000年の映画。リドリー・スコット監督。
帝政ローマ帝国時代。ローマ軍将軍のラッセル・クロウは、皇帝アウレリウスに一目置かれており、「跡継ぎよろしくね」と言われていた。しかし息子の皇太子コモドゥスはそれをよく思わない。父に認められない悲しみと怒りから、コモドゥスは父アウレリウスを殺し、皇帝の座を勝ち取る。そしてラッセル・クロウの妻子を殺してしまう。自身も近衛兵に襲われるが、なんとか逃げ出したラッセル・クロウは、絞首刑に処せられていた妻子を見て泣き崩れ、意識を失う。
目が覚めたラッセル・クロウは、いつの間にか商人に捕らえられ、奴隷市場で売られていた。そこで剣闘士 = グラディエーターを抱えるオリヴァー・リードに買われ、剣闘士として闘技場に送り込まれることになる。
次第に剣闘士として人気を博すようになったラッセル・クロウは、コモドゥスが開催するコロッセウムでの剣闘技大会に出る。そこでラッセル・クロウは正体を明かし、コモドゥスに対して復讐を宣言する。
市民の味方を得ていたラッセル・クロウをその場では処刑できなかったコモドゥス。そこで彼は、闘技場での一騎打ちを企てる。しかし試合の直前、コモドゥスはラッセル・クロウの脇腹にナイフを刺し、傷を与えた状態で出場させる。それでも乱闘の末、ラッセル・クロウがコモドゥスをぶっ殺し、その後彼自身も倒れる。民衆はコモドゥスを放置し、ラッセル・クロウの遺体を掲げて去って行った。
見たい見たいと思っていて、ようやく見られた作品。劇中の「ミス」も多く知られる作品だが、それもみな CG で誤魔化そうとしない、実写撮影へのこだわりによるものと感じた。
ローマの街並みなどには CG 処理が施されているが、コロッセウムの土台部分は実際に作り上げたりしている。また、騎士団を抱えるプロキシモ役のオリヴァー・リードが撮影中に亡くなったため、終盤の彼の出演シーンは CG でうまく構成されている。