映画「8mm」を観た

1999年。

私立探偵のニコラス・ケイジは、最近亡くなった大富豪の未亡人から調査を依頼される。それは、大富豪の夫が遺していった、とある 8mm フィルムについてだった。このフィルムには少女に酷い虐待が行われる場面が記録されている、いわゆるスナッフ・フィルムだった。夫人は「このフィルムが本物なのか、少女は無事なのか確認してくれ」という。

ニコラス・ケイジは調査を開始。アダルトショップに務めるホアキン・フェニックスの協力の基、ついに撮影したグループを特定する。ポルノ映画監督のピーター・ストーメアと、部下のジェームズ・ガンドルフィーニ、そして終始マスクをかぶっているクリス・バウアーだ。そこでニコラスは彼らに「君たちのファンだから作品を撮ってほしい」と話しかけ、彼らをおびき寄せ、真相を問い詰めようとする。

そこに現れたのは、大富豪の屋敷にいた執事の男。少女のスナッフ・フィルムを作らせたのは死んだ大富豪で、執事はそれを隠蔽しようとしていたのだった。乱闘になりピーター・ストーメアは死亡、逃げたジェームズ・ガンドルフィーニもニコラス怒りの鉄拳で撲殺、そしてマスクをかぶっていたクリス・バウアーもマスクをはぎとって殺害。

残念ながら少女は既に殺されており、少女の母親と夫人にその事実を告げる。夫人はショックのあまり自殺。少女の母親はしばらく経って、「つらい現実だが真実を知らせてもらえてよかった」とニコラスに手紙を送る。それを読んでニコラスは微笑む。


かなりエログロな映画。後半、復讐心に煮えたぎるニコラスの演技が見もの。

ただ、全体的にはテンポが悪く、話の流れもなんだかなーという感じ。ニコラスの帰りを待つヒステリックな奥さんの存在は邪魔なだけだった。まぁ1回みたら終わりでいいかな。