Windows10 に「エクスペリエンスインデックス」がないので WinSAT を使う
Windows7 までは、システム情報の画面あたりに「Windows エクスペリエンスインデックス」というスコアデータが表示されていた。CPU・メモリ・GPU・ドライブの性能を数値化したものだ。
どうやらこの機能、Windows8 から廃止されていたらしく、Windows10 でシステム情報画面を開いてもこうしたマシンスペックのスコアデータは確認できなくなっている。
しかし、マシンスペック自体を計測する WinSAT というツールは Windows10 にも内蔵されており、以下の WEI Viewer というサイトに計測結果ファイルをアップロードすれば、かつての「エクスペリエンスインデックス」と同じように可視化できる。
やり方は次のとおり。
- PowerShell を起動し、
winsat formal
コマンドを実行する。コレでベンチマークが開始されるので少し待つ - ベンチマークが完了したら、エクスプローラで
C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore\
フォルダを開く - 配下に、最近生成された
yyyy-mm-dd hh.mm.ss.xxx Formal.Assessment (Recent).WinSAT.xml
といったファイルが存在するかと思う。コレがベンチマーク結果ファイルだ - ブラウザで WEI Viewer サイトを開き、ページ上のどこでも良いので、ベンチマーク結果ファイルをドラッグ・アンド・ドロップする
- すると「Windows エクスペリエンスインデックス」と同様の見た目でスコアが表示される
恐らくは Windows7 までの「エクスペリエンスインデックス」も、内部的には winsat formal
コマンドの結果を利用していたものと思われる。Windows10 になっても、Windows7 までと変わりなくスコアが確認できたのでよきよき。