Windows コマンドプロンプトのカラースキームを変更する

Docker Toolbox に同梱の Docker Quickstart Terminal というターミナルを使い始めたのだが、このターミナルは「Windows コマンドプロンプト」上に GitBash を表示していて、カラースキームが通常の GitBash と若干異なる。全体的に文字が薄暗いのだ。

そこで、Windows コマンドプロンプトのカラースキームを変える方法を調べたところ、MS 公式で ColorTool.exe というモノを発表していた。

上のページから colortool.exe をダウンロードし、同梱の schemes/ とともに PATH の通っているところに置く。例えばこんな感じ。

~/bin/
├ colortool.exe
└ schemes/
   └ neo.ini (← このあと説明)

このように配置したら、コマンドプロンプトを開いて次のように実行するとカラースキームを変更できる。

> colortool.exe solarized_dark

schemes/ ディレクトリ配下の設定ファイルを自動的に読み込んでカラースキームを変更できるようなので、自分もこんなカラースキームを作ってみた。

[table]
DARK_BLACK     =   0,  0,  0
BRIGHT_BLACK   = 100,100,100
DARK_RED       = 240,  0,  0
BRIGHT_RED     = 240,  0,  0
DARK_GREEN     =   0,220,  0
BRIGHT_GREEN   =   0,220,  0
DARK_YELLOW    = 255,255,  0
BRIGHT_YELLOW  = 255,255,  0
DARK_BLUE      =   0,140,255
BRIGHT_BLUE    =   0,140,255
DARK_MAGENTA   = 255,  0,240
BRIGHT_MAGENTA = 255,  0,240
DARK_CYAN      =   0,240,240
BRIGHT_CYAN    =   0,240,240
DARK_WHITE     = 255,255,255
BRIGHT_WHITE   = 255,255,255

[info]
name   = Neo
author = Neo

このようなオレオレカラースキームを schemes/ ディレクトリに同梱しておき、

> colortool.exe --quiet Neo

と実行すると、そのカラースキームが使えるようになった。name プロパティを見ているようだ。

自分はこの設定を、まずは Docker Quickstart Terminal で使いたかったので、Docker Toolbox のインストール先ディレクトリにある start.sh を開いて、Shebang の次の行に以下のように追記した。

#!/bin/bash

# 以下を追記
colortool.exe --quiet neo

--quiet (-q) オプションを指定すると、カラースキーム変更後のカラーパレットが表示されなくなるので、色味だけ変えられる。

あとはフォントをメイリオ改あたりに変えておけば、GitBash と大きく変わらない見た目の Docker Quickstart Terminal の出来上がり。