映画「Twins ツインズ」を観た
2019年視聴。1988年の映画。
政府の極秘実験により生まれたシュワちゃんは、エリート男性たちの精子を混ぜ合わせて作られたエリート人間だ。しかし実験でトラブルが発生。シュワちゃんの他に、エリートな要素を全く受け継がなかった二卵性の弟・ダニー・デヴィートが生まれてしまった。
政府は実験を中止。
- 双子を生んだ母親には「一人は政府が引き取る、もう一人は亡くなった」と説明
- シュワちゃんには「お前が生まれた時、母親は亡くなった」と説明し、科学者の一人が親代わりとなりフィジー諸島で育つ
- ダニーは孤児院に送り、「両親はダニーを捨てた」という嘘の経歴を孤児院に伝えていた (後に本人はこの書類を目にしてそれを信じ込んでいた)
このように、各者に嘘の説明を行っていた。
そしてシュワがフィジー諸島で35歳になった時、科学者は「お前には双子の弟がいる」と真実を伝える。するとシュワは「僕の双子の弟はきっと困っているに違いない!」と島を飛び出し、ロスに向かう。
同じく35歳となっていたダニーは、複数の女性と関係を持ち、駐車禁止の罰金を踏み倒す、どうしようもない生活をしていた。いよいよ警察に捕まってしまったが、そこに居場所を突き止めたシュワが登場。ダニーの保釈を手伝い、以降行動をともにする。
ダニーは顔なじみのデヴィッド・カルーソが受付を行う立体駐車場で、しばしばクルマを盗んで売りさばいていた。今回も高級なキャデラックが駐車したということで、ダニーはシュワをそそのかし、キャデラックを盗み出す。事情を知らないシュワは、怪力でキャデラックを持ち上げて防犯装置を切り、ダニーを手伝う。
しかし、盗んだキャデラックには盗み出された極秘のエンジンが積まれていた。当初、悪党マーシャル・ベルがそのクルマをトレイ・ウィルソンに届ける手はずだったのだが、ダニーが盗み出してしまったのだ。
事情を把握したダニーは、トレイ・ウィルソンと取引をし、マーシャル・ベルの代わりにそのクルマを届けることで500万ドル受け取ることになる。何も知らないシュワは無邪気に「ダニーについていくよ」と言い、ダニーに何故かベタ惚れなクロエ・ウェッブと、その妹のケリー・プレストンも付いてくることになった。ケリーはシュワの純粋さに一目惚れし、旅の途中でシュワの「はじめて」の相手となる。
一方シュワは、自分の父親や出生の秘密を調査していた。父親の一人から事情を聞き、実験を行った教授・ヘネマイア・パーノフから真相を聞き出す。ココで、自分が駄目な遺伝子ばかり受け継いだゴミだと知らされたダニーはショックを受けるが、「お互いがお互いに足りないモノを持っている・僕らは家族じゃないか」となだめるシュワに、ダニーは心を開き始める。
トレイの取引に向かう道中に、二人を生んだ母親ボニー・バートレットの家があることを突き止めたシュワは、4人でその家に向かうが、彼女はもう亡くなったと追い出されてしまう。…しかし、その追い出した女性こそが二人を生んだ母親であった。この母親も、政府から嘘の情報を聞かされていたため、「一人しか生んでいない (もう一人は死産だった) のに、双子が会いにくるはずがない」と考えていたのだった。
落胆するダニーは、3人を置いてクルマで走り去ってしまう。シュワは単身ダニーを追い掛ける。奇妙な双子の絆により、シュワはダニーの居場所に辿り着いた。
ダニーはトレイにクルマを渡して500万ドルを受け取ったが、直後にクルマを盗まれたマーシャル・ベルが現れ、ダニーに襲いかかる。そこで助けに入ったシュワと息を合わせ、マーシャル・ベルを倒す。そして無事、盗まれたエンジンを届けて、二人は表彰される。
「汚いお金に手を出してはいけない・持ち主に返そう」というシュワの説得により、ダニーは400万ドルを返す。…そう、ダニーは100万ドルせしめていたのだ。しかしそれはダニーだけの秘密。
一方、表彰される二人を新聞で見た母親は、教授から真実を聞き出し、自分を騙していた教授をぶん殴る。そして二人のもとに駆けつけ、35年ぶりに親子として再会を果たすのであった。
それからしばらくして。ダニーとクロエ、シュワとケリーは結婚し、2組とも双子を生んでいた。4人の子供を抱えて楽しいピクニックを過ごすシーンで終わる。
昔ちょくちょく「日曜洋画劇場」とかでやってた記憶がある。シュワちゃんのコメディ系の代表作だと思う。
シュワちゃんが始めてクロエとダンスをするディスコで、なぜかジェフ・ベック本人が出演してギターを演奏している。w シュワちゃんの彼女役・ケリー・プレストンはジョン・トラボルタの妻だったりする。
安定したコメディと、うっかりホロッとくるストーリーが面白い。