「上から目線で偉そうに…」って文句言ってる奴の負けっぷり

私がいる現場はなぜか、他人に舐められるのが大嫌いな、プライドだけは一人前で実力が伴わない人が多い。

自分が理解できない点を指摘されると、すぐに「ちょっと知ってるからって、上から目線で偉そうに喋りやがってよぉ…」と文句を言ってる声が聞こえてくる。

だが、この発言、物凄く恥ずかしくないか?

「上から目線で」ということは、本来 (役職上?) は自分の方が相手より上の立場であるにも関わらず、なぜか見下されている、と認識している、と見て取れる。

「偉そうに」というのも、本来自分よりも偉くないはずの相手が、どういうワケか、さも自分より偉い人物であるかのような口ぶりで話している、と認識しているワケだ。

はて、どうして、目下の人間が自分を見下し、偉くないはずの人間があなたに対して偉ぶっているのであろうか?

答えは簡単。お前がバカだと思われているからだ。

「確かに役職上はあんたの方が目上だが、だとしたらモノを知らなさ過ぎる。こんなことも言われなきゃ分かんねえのかバカが」と見下されているのだ。

お前がその地位、立場にいることが不相応だと思うからこそ、「実際のお前のランクはこの程度だ」という評価付けが言葉に現れているのだ。

まぁ、見下している感を相手に露骨に出してしまう人が褒められた人間ではないのは分かるが、それにしてもよくもまぁ、「私は見下されています〜〜!」なんて被害者ヅラできたもんだな、と思うのである。自分には何の非もない、見下されるのは不当だ、という思い込みが全面に出ているのを見て、周りはまたさらに「コイツホントに分かってねぇな…」と呆れ返るワケである。

もしも「あいつ偉そうに…」と自分が思うことがあったら、よくよく気を付けたい。あなたは既に低レベルな存在だと見下され、切り捨てられているのである。礼儀を知らないワケでも天然なワケでもなく、相手があなたのランクを正当に評価した結果、見下されているのだ。愚直に自分の悪いところを直そう。