映画「Blue Thunder ブルー・サンダー」を観た

1983年。

ベトナム帰還兵のロイ・シャイダーは、ロス市警察の航空隊で働いていた。ある日彼は州当局が開発した最新のヘリコプター「ブルー・サンダー」のテストパイロットに選ばれる。このヘリは地上の会話まで鮮明に聞き取れる盗聴マイクや、警察のデータベースにアクセスできるコンピュータ、さらにはガトリング砲まで備えた、最新鋭のヘリコプターだった。

ロイはブルー・サンダーでのテスト飛行中、偶然にも政府関係者たちの密談を録音してしまう。それはヒスパニック系の地区でわざと暴動を起こし、反対派を暗殺した上でこのヘリの能力をアピールしよう、というとんでもない計画だった。密談の内容はブルー・サンダーのカメラとマイクによって録画され、テープに保存された。

密談に参加していたマルコム・マクダウェル大佐は、ベトナム戦争時代にロイと関係がある因縁の仲。彼はロイを捕まえ殺そうと動き始める。

ロイのパートナーは密談のテープを隠すが、マルコムの仲間に殺される。ロイは自分の妻にテープを探させ、テレビ局に持ち込むよう伝える。そして逮捕容疑がかけられたロイはブルー・サンダーを盗み出し飛行する。

ブルー・サンダーを止めるべく、マルコムは戦闘機まで駆り出すが、ブルー・サンダーの性能とロイの飛行テクニックによってロケット砲を華麗に回避。

業を煮やしたマルコムが自らヘリに乗りロイを追跡するが、ブルー・サンダーでの宙返りという曲芸を見せつけられ、背後を取られてガトリング砲の餌食になる。

結局ブルー・サンダーは線路に不時着し列車と衝突して大破。密談のテープがテレビで放送され、ロイの容疑は晴れ再捜査が始まる…という形でエンド。

何の予備知識もなしに見始めたが、なかなか面白い映画だった。