映画「Gran Torino グラン・トリノ」を観た
2008年。
朝鮮戦争を経験したクリント・イーストウッドは、自分の愛車「グラン・トリノ」を盗もうとした隣人の中国人少年と、その家族と出会う。
中国人少年のいとこは地元のチャイナ・ギャングのメンバで、彼らから少年を救うため、イーストウッドは単身ギャングのアジトに乗り込み、撃たれ死ぬ。
この事件によりギャングメンバは逮捕され、少年はギャングとの縁を断ち切り、イーストウッドの遺言に沿ってグラン・トリノを引き継ぐ。
戦争中に「自らの意思」で行った忌まわしい行為の罪悪感に苛まれる退役軍人。妻を亡くし、頑固ジジイとなった今、ますます世間と自分とのズレが広がっていく。
最初は嫌っていた中国人たちと仲良くなり、彼らを大切に思うようになる。ギャング連中への復讐心を持つ少年に対して、
「復讐心からとる行動は、実はどうしようもない行為で、後々その罪悪感にずっと苛まれることになるんだ、だから止めておけ」
というメッセージを、命を張って遺し死ぬ。
結構西部劇っぽい映画だなーと思った。