映画「Sign サイン」を観た
2002年。M・ナイト・シャマラン監督。
- 交通事故で妻を亡くしたメル・ギブソン、
- 弟で野球選手を諦めたホアキン・フェニックス、
- 喘息持ちの息子のモーガン、
- 水の入ったグラスを家中に置くのが趣味な娘のボー
の4人は、農園で暮らしていた。
ある日、自宅の前の農園にミステリー・サークルが出現し、宇宙人の襲来に立ち向かう。
残り10分くらいのところまで別に何も起こらないのでメチャクチャすっ飛ばすと、部屋にエイリアンが入ってきて、喘息の息子が捕まる。エイリアンは毒霧みたいなのを息子に吹きかける。
エイリアンの姿を見たメル・ギブソンは、妻が死ぬ直前に言った言葉を思い出す。
「メル・ギブソンには『見て』と伝えて。ホアキン・フェニックスには『打って』と伝えて」
当時メルはその言葉を聞いて「何で目の前に旦那がいるのに弟の話なんや…」と困惑するだけだったが、エイリアンをしかと見たメルは、弟のそばに飾ってあったバットを見つけ、ホアキンに「フルスイングしろ!」と伝える。
ホアキンはバットを手に取り、エイリアンを殴打する。すると娘が部屋中に置いていたグラスの水がエイリアンにかかり、エイリアンは火傷のようなダメージを受ける。水が弱点だと分かったホアキンは次々にバットで殴打し、部屋中の水をぶっかけてエイリアンを殺す。
一方、毒霧を吹っかけられた息子だったが、喘息の症状で窒息しており、毒を摂取せずに済んでおり、一命を取り留める。
娘の奇行、息子の持病、弟の野球人生、そして妻の最期の言葉。これらは偶然だったのか、神からの啓示、奇跡だったのか。迷いが吹っ切れたメル・ギブソンは、妻が亡くなってから辞めていた牧師の仕事に復帰するのだった。
セカイ系の亜種なのかな。「妻を亡くした牧師」という個人の葛藤と昇華が、「宇宙人による地球侵略を神の啓示によって防いだ」という世界規模の話になるという。
端的にいうとクソつまらなくて意味不明な映画で、あんなにもガッツリエイリアンが自宅に出てきちゃうのはギャグとしか思えん。見ても得るモン何もないから見なくていいぞ。