chmod のシンボルモードを覚える

chmod コマンドは、3桁の数字を記載する「数値モード」と、rwx+- とかで操作する「シンボルモード」という、2種類のパーミッション指定方法がある。

自分は数値モードの方が直感的で多用していたのだが、-R オプションでファイルやディレクトリに再帰的に権限を付与する時はシンボルモードの方が便利だったので、コチラを覚えてみることにした。

目次

シンボルモードの基本

シンボルモードの基本は、

を組み合わせて記述していく。

$ chmod u+r  HOGE.txt  # 所有者 (u・User) に、読み取り権限 (r) を追加
$ chmod g+w  HOGE.txt  # グループ (g) に、書き込み権限 (w) を追加
$ chmod go-x HOGE.txt  # グループ (g) とその他 (o・Other) から、実行権限 (x) を削除 (-)

$ chmod g+r,o+r HOGE.txt  # グループとその他に、読み取り権限追加
$ chmod g+u     HOGE.txt  # グループに、所有者と同じ権限を追加

ディレクトリとファイルに別々の権限を与える

-R オプションで再帰的に付与する場合は、

なんかにしたいことはよくある。そういう場合は以下のようにする。

$ chmod -R '=r,u+w,g+w,+X' TARGET-DIR/

これらの指定で、

という権限になるのだ。