映画「Legends of the Fall レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想い」を観た
1994年。
3兄弟の次男ブラッド・ピットと、その親父のアンソニー・ホプキンス一家。末っ子が連れて来た美しい婚約者に、次男ブラピと長男も惚れ惚れする。
その後、末っ子は戦争に行くと言い出し、兄弟3人で戦地に赴くことにした。するとそこで末っ子は死亡。ブラピは目の前で末っ子を殺され、救えなかった罪悪感から、自らを呪うため死んだ末っ子に改めて短剣を突き刺した。ブラピはそのまま一人旅に出る。
長男も負傷し、自宅に帰還する。末っ子の婚約者は訃報に落胆するが、次男のブラピの帰りを待つことにする。一方の長男は、末っ子の婚約者に惚れていたので、「弟亡き今、私と結婚しないか」と言い寄るが断られる。
しばらくしてブラピが帰還すると、婚約者と相思相愛になる。それをみた長男は家を出て、議員になる。政界に反対していた父アンソニー・ホプキンスはショックのあまり発作を起こし、身体が不自由になる。 ← この変わり果てた親父の演技が凄い!
精神不安定なブラピはまた一人旅に出てしまい、結局末っ子の婚約者は長男と再婚する。
またブラピが帰還すると、婚約者が兄と再婚したことを知る。そこでブラピは、実家の世話係だったインディアンの娘、イザベル・ツーと結婚し、息子に末っ子と同じ名前をつける。
酒の密売を行っていたブラピは、同業のオバニオンに目をつけられ、警察を仕向けられる。すると警官の威嚇射撃の流れ弾がイザベル・ツーに当たり死去。議員である長男の差し金と考えたブラピは長男との確執が生まれる。
逮捕されたブラピの元に、婚約者が面会に来る。婚約者はブラピに告白するが、ブラピはそれを受け入れなかった。ショックで婚約者は自殺する。
ブラピと仲間たちは、イザベル・ツーの復讐を果たすため、警官やオバニオンを殺す。その報復に3人の男たちが実家に現れると、ヨボヨボだったはずのアンソニー・ホプキンスがショットガンを抜き出し応戦。さらに議員である長男もスナイパーライフルで参戦し、家族を救う。
この一件で、父に反対されていた長男、そして婚約者やイザベル・ツーを巡って対立していた長男とブラピ間の確執が解けるのだった。
一人の女性に、3人の兄弟が全員惚れてしまうという映画。ブラピがカッコイイから女はブラピを選ぶけど、ブラピ側はお高くとまっていて相手にしない。
アンソニー・ホプキンスが病気してからの変わりっぷりの演技が凄い。登場シーンはさほど多くないのに、ちゃんと家族の中心にいる存在感が出ていて、素晴らしい。
アンソニー・ホプキンスの妻 (3人兄弟の母) も家出していて、登場する女性陣はみんな不幸になっている様子。そんな奇妙な男連中の映画。イマイチピンと来ないけど、不思議な感覚が残る。