MacOS + CamTwist + FaceVTuber で簡単バ美肉してみた

VTuber の中でも、美少女モデルに変身することを「バ美肉 (バーチャル美少女セルフ受肉)」と言うらしい。

今回、それを簡単に実現する方法を試してみたので紹介する。

目次

仕組み

今回バ美肉を行う主要な仕組みには、FaceVTuber という Web アプリを使う。

ブラウザのみで簡単に動作するのでお手軽だ。コレにより、ウェブカメラで捉えた人物の動きに合わせて 3D モデルが動くところまで実現できる。

FaceVTuber の映像を「ウェブカメラの映像」としてビデオチャットツールに配信するため、CamTwist というツールを使う。このソフトは MacOS 用だが、Windows 環境でもこのソフトと同様の機能を持つソフトが用意できれば、バ美肉配信できるはずだ。

CamTwist をインストールする

まずは以下のページから CamTwist をダウンロードし、インストールする。

3D モデリングデータをダウンロードする

次に、バ美肉する 3D モデルをダウンロードする。今回は「キズナアイ」ちゃんのモデリングデータを使用する。

Zip ファイルをダウンロードしたら、解凍は不要。そのままにしておく。

FaceVTuber をセットアップする

Chrome や Firefox ブラウザで、以下の FaceVTuber のサイトにアクセスする。

アクセスしたら次の手順でセットアップしていく。

  1. ファイルアップロード欄より、用意したモデリングデータの Zip ファイルをアップロードする
  2. 何度かアラートダイアログで確認が入るので、「OK」を選んで進めていく
  3. モデリングデータが読み込まれたら「Start」ボタンを押下しウェブカメラを起動する
  4. 顔のトラッキングが始まるので、それを確認したら「Set」ボタンを謳歌する。コレにより顔の動きに合わせて 3D モデルが動作するようになる
  5. 「popWindow」ボタンを押下し、ポップアップウィンドウを開く。後で CamTwist を使い、このウィンドウをキャプチャさせることになる
  6. お好みで「モデルの位置調整」を行ったり、「手の操作」の有効・無効を切り替えて「ResetPose」ボタンを押下したりする。顔のトラッキング位置が微妙になったら「Set」ボタンを押せば再セットされる

CamTwist を起動・設定する

ポップアップウィンドウが用意できたら、コレをビデオチャットツールで配信できるようにするため、CamTwist を設定する。

Camtwist を起動したら、次のようにセットアップしていく。

  1. 「Step1」欄で「Desktop+」を選んで「Select」ボタンを押下する
  2. 「Step2」欄は「AppleScript」のまま、「Step3」欄もそのままにする
  3. 「Settings」欄で「Confine to Application Window」を選ぶ
  4. 「Select from existing windows」より、でポップアップ起動した FaceVTuber のウィンドウを選択する
  5. 「Save Setup」ボタンで保存する
  6. 「Auto load」ボタンでロードする

CamTwist の設定

ビデオチャットツールを設定する

ココまで設定すると、ビデオチャットツールのデバイス設定で「CamTwist」と書かれた項目が選べるようになっているはずだ。「2YUV」と書かれたモノと2つ見つかるかと思うが、どちらを選んでも良い。

の3つのウィンドウが重ならないよう、上手くウィンドウを並べておこう。

また、Chrome ブラウザで Hangouts Meet なんかに参加する場合は、FaceVTuber を Firefox など別のブラウザで開いておいた方が安定するだろう。

以上

できた

コレで簡単にバ美肉できてよきよき。キズナアイちゃんになれて楽しい。w