SyncToy を使って2つのフォルダ間の同期を取る

僕の母艦 PC である Galleria XG には、合計6台の SSD・HDD を載せている。それらは2台1組で、計3組のペアにして、バックアップを取っている。

といった具合だ。

コレまでは定期的に手動でコピーしていて、フォルダ数・ファイル数・全体のファイルサイズが一致していれば OK としていたのだが、リネームに対応したり、差異が発生した時の原因箇所を特定するのが大変だったりしていた。

そこで同期を自動化するソフトを探していたところ、Microsoft が出している SyncToy というツールを見つけたので、コレを紹介する。

目次

インストールと日本語化

SyncToy は現時点で v2.1 が最新版。以下の Microsoft のページからダウンロードできる。

本アプリは英語のみなので、ひとまず英語のままインストールを完了させる。

インストールが終わったら、次のサイトから日本語化パッチをダウンロードする

パッチの .exe ファイルを SyncToy をインストールしたディレクトリにコピーして実行すれば、日本語化が完了する。

同期の手順

2つのフォルダ間の同期を取るには、はじめに「フォルダペア」というモノを作る。

  1. 最初に選択した「左側のフォルダ」が、原則「プライマリ」なフォルダとして認識され、
  2. 2番目に選択した「右側のフォルダ」が、「レプリカ」(バックアップを反映させる先) として認識される

一応、双方向の同期もできるが、「左側がマスター」のつもりでいた方が良い。

フォルダペアを作ったら、同期の仕方を選ぶ。選べるモードは次のとおり。

これらのモードはフォルダペア作成後にいつでも変更できる。

Echo と Contribute モードは「左側のフォルダ」が基準になるので、

  1. 普段は「Echo」で「左 → 右」への反映を行い、
  2. 時々念のため「同期」モードで「右にのみ存在するファイルがないか」をチェックする

という風にしてやれば、意図しないファイル削除を避けられるであろう。

フォルダペアと同期モードを設定したら、「プレビュー」(= Dry-Run) か「実行」が選べる。いきなり実行にはならず、プレビューが出来るのが良いところ。どのような変更が入るのか確認してから「実行」するようにすれば間違いないだろう。

同期した情報は各フォルダ直下のログファイルで保たれている。最終同期日時も分かるので、定期的なバックアップもやりやすい。

さすが MS 謹製。シンプルだが使いやすく、間違いを起こしにくい作りになっていて、とても便利なツールだ。僕の用途でのファイルバックアップはこのツールで自動処理させておけば良さそう。