エスノグラフィという言葉を知った。
エスノグラフィ。Ethnography。民族誌学。
自分たちとは違う文化で生活する別の民族を、観察やインタビューによって理解していこうという方法論。
ビジネスの場面では、人間中心の UI を設計していく際に、ユーザを観察するようなやり方を指すそうだ。
- 参考 : エスノグラフィーとは?【学術的な意味からビジネスにおける使い方まで徹底解説!】 | SEEDATA | Tribe Driven Innovation
- 参考 : エスノグラフィとは - 市場調査・マーケティングリサーチ会社のアスマーク
「裸足の国で靴を売る」というネタのグループワークを、就活の時に何回かやらされた記憶がある。
「そんな国に需要はない」と捉えるか「全員が顧客になったら凄い売上になるぞ」と考えられるか、みたいなところを見るためのモノで、マーケティングに正解はないよって話だと思うが、自分は当時、面接官たちがどういう模範解答を用意していたのか知りたかった。
- 参考 : 営業に使える⁉︎ アフリカで靴を売る話
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全く同じ状況を目にしたにもかかわらず、正反対の判断をA社とB社の営業マンはくだしました。このあとどちらが成功したのかということはこの訓話中では大抵の場合言及されません。
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当時グループワークでは、「靴は便利ですよー」みたいな売り込みの文句ばかり考えてしまっていた。
- 参考 : 「裸足の国でいかに靴を売るか?」を考えると、新製品販売で陥ってしまう罠が見える : 永井孝尚の写真ブログ : オルタナティブ・ブログ
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裸足の国におけるお客様にとっての「靴」という利便性(「ベネフィット」と言われることもあります)を説明
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お試しで何足か置いていって、後で売るというやり方なんかが良いらしい。当時もっと柔軟に考えられたらなぁ。
自分はこういう国をブルーオーシャンだと思えるほど気が長くないので、まぁ無理でしょうけど。
ま、それはいいとして。
いざ靴を履かない民族に靴を売ろうとなった時に、必要なのは「その民族の行動を観察すること」ではあるよな、と。そしてそれを、エスノグラフィと言うんやな。
というのが今日の学びでした。