映画「Striking Distance スリー・リバーズ」を見た
1993年の映画。
ブルース・ウィリスは警察官。父も警官、従兄弟のロバート・パストレリも警官、伯父も警官という、警察一家だ。かつてブルースは、従兄弟ロバートが起こした暴行事件の証人になったことで、警察内部では裏切り者扱いされていた。職を失ったロバートは橋から飛び降りて自殺してしまっていた。
しばらくして、父とともに連続婦女殺人犯を追跡しカーチェイスとなるが、車が横転しブルースは気絶。その間に父は犯人に射殺されてしまう。
犯人とされる人物はすぐに逮捕されたが、ブルースはその人物の容姿や素性を確認して、彼が犯人ではないことを見抜いていた。手際などから、犯人は警察官だと踏んでいたのだ。父の敵と声を上げるブルースだったが、叔父に説得され、事件は表向き解決となってしまった。
数年後、ブルースは殺人課からリバー・レスキュー隊に転属。仲間から孤立したまま、河川のパトロールを続けていた。そこに配属されたサラ・ジェシカ・パーカーとブルースは仲良くなるが、その頃ブルースの周囲では連続婦女殺人事件が再発していた。いずれもブルースの関係者や元恋人がターゲットにされており、不審に感じたブルースは独自に調査する。
自分と近付いたサラ・ジェシカ・パーカーにまで危険が及んでいると気付いたブルースは救助に向かうが、そこに待ち構えていたのは、橋から飛び降り自殺したはずのロバート・パストレリだった。
彼は奇跡的に生きていて、自殺を偽装して連続殺人を行っていた。
ブルースと父がカーチェイスで追跡していたのもロバートだった。車が横転してブルースが気絶した時、叔父が現場に駆け付けていたが、殺人犯が自分の息子ロバートだと気付き、逃がすことにする。そこに駆け寄ってきたのがブルースの父で、叔父は息子を逃がすため、ブルースの父を撃っていたのだった。
親父にかくまってもらったロバートは、ブルースの証言によって職を奪われた恨みから、ブルースを連続殺人犯に仕立て上げるよう殺人を続けていた。そしてついに、ブルースとサラ・ジェシカ・パーカーを捕らえたのだった。
そこに乗り込んできたのはロバートの父である叔父。叔父は自責の念から息子ロバートに向かって銃を放つ。しかしロバートは防弾チョッキを着ており無事、暴れ始めた。ブルースは格闘の末、ロバートにスタンガンをカマして川底に沈め、一件落着した。
程よくアクションありのサスペンスだった。最後はダイハードやね。w