映画「Full Metal Jacket フルメタル・ジャケット」を観た
1987年。スタンリー・キューブリック監督。フルメタル・ジャケットとは「完全被甲弾」の意味。2020年視聴。
舞台はベトナム戦争時代。アメリカ海兵隊の訓練キャンプに参加した青年ジョーカーと、その仲間達。ハートマン軍曹による厳しい訓練の中で遅れを取っていた「ほほえみデブ」は、次第に精神を病んで所持するライフルに話しかけるなどし始める。なんとか訓練をやり遂げたジョーカー、ほほえみデブ達だったが、その夜、ほほえみデブはライフルでハートマン軍曹を撃ち殺した後、自殺してしまった。
ジョーカーは報道部員としてベトナムの戦地で活動していた。訓練キャンプ時代の仲間であるカウボーイの部隊と合流し、行動を共にすることになる。しかし交戦地帯でブービートラップに引っかかり、狙撃兵に狙われてしまう。一行は何とか狙撃兵が潜んでいたビルに忍び込み、狙撃兵を倒すが、それはまだ若いベトナムの少女であった。瀕死の少女は祈りながら自分を殺せと懇願する。ジョーカーは様々な思いを巡らせながらも、その少女に最後の一撃を与えた。
ジョーカーは戦地を生き残った喜びを感じつつ、再び歩み始めるのだった。
とても有名な映画で、いまさら語ることもないだろう。
青年ジョーカーはマシュー・モディーン。ほほえみデブはヴィンセント・ドノフリオ。ハートマン軍曹は実際に海兵隊員だった R・リー・アーメイ。
キューブリック自身がチェックを入れたという日本語字幕が生み出した迷言も有名。面白かった。