映画「Score スコア」を観た
2020年視聴。2001年の映画。
金庫破りのロバート・デ・ニーロは、表向きはジャズクラブのオーナーとして生活していた。アンジェラ・バセットとそろそろ身を固めるため、マーロン・ブランドが持ちかけてきたヤマを最後に引退することにした。
そのヤマはエドワード・ノートンが計画したモノで、税関の金庫に保管されている「王笏」を盗み出すというモノだった。エドワード・ノートンは清掃員のフリをして税関に出入りしており、その演技力や洞察力の才能は確かだった。しかしデ・ニーロは、自分の能力を誇示したがるようなノートンの振る舞いをたしなめていた。
作戦の決行日。ノートンはいつもどおり税関に出勤。警備員の目を盗んで監視カメラの電源を一時的に切る。一方デ・ニーロは、地下水路から税関の地下倉庫に侵入。監視カメラの電源が切られた一瞬を突いて、王笏が保管される金庫に辿り着いた。デ・ニーロは手際よく金庫を破壊し、王笏を手に入れた。
するとそこにノートンが銃を構えて現れる。デ・ニーロに手柄を横取りされたような気分になっていたノートンは、「俺が計画したヤマだ、俺が王笏を持ち帰る」と言い張る。デ・ニーロは仕方なく、王笏が入ったケースを渡す。
その時、ついに警備員が異変に気付き、警報機が鳴らされた。デ・ニーロは地下水路を辿って脱出。ノートンも混乱に乗じて税関を立ち去るが、清掃員仲間のポール・ソールズが告発したことで、ノートンは指名手配される。
ノートンはデ・ニーロに電話し、「俺をナメるからだ」と文句を言う。一方のデ・ニーロは「お前が持っているのは本当に王笏か?確かめた方がいいぞ」と語る。ノートンがケースを開くと、そこには王笏ではなく、ただの鉄パイプが入っていた。デ・ニーロは逃走前に王笏をすり替えていたのだった。
デ・ニーロは約束どおり金庫破りを引退し、アンジェラ・バセットの元に行くのだった。
マーロン・ブランドの遺作。エドワード・ノートンの障害者の演技が上手すぎる。デビュー作の「真実の行方」もそうだったけど、ガイジの演技上手すぎだろ。
デ・ニーロは当時58歳。メチャクチャ渋くてカッコイイ。音楽もカッコよかった。
リアスパッツ付きのシボレー・カプリスが登場する。デ・ニーロの用心棒の男が乗っていて、ガッツリ映っていて良き。