例示用のドメイン・IP アドレス
サンプルコードや文章中で、例示として適当な URL を書く際、hoge-company.com のように思い付きでサンプル文字列を作ってしまうと、それがサンプルを示すことが伝わらなかったり、実在するドメインになってしまっていてコピペした時に不都合が出てしまったりする可能性がある。
RFC を調べてみると、そういう「例示」用のドメインや IP アドレスが決まっていたので、紹介する。
例示用のドメイン (SLD セカンドレベルドメイン)
RFC 2606 で定められている。
example.comexample.netexample.orgexample.edu
上3つは ICANN がホスティングしていて実際にアクセスすることも可能。
日本では以下も独自に予約されている。
example.jpexample.co.jpexample.ne.jp- 上3つの直後に 0～9 の数字を付けたもの (例：
example1.jp)
例示用の TLD (トップレベルドメイン)
.example: 例示用.invalid: ドメイン名が“不正”であることを明示的に表すためのドメイン.test: テスト用.localhost: ループバック・アドレスを表すために、伝統的に使われている名前
例示用の IPv4 アドレス
RFC 5737 で定められている。
192.0.2.0/24(TEST-NET-1)198.51.100.0/24(TEST-NET-2)203.0.113.0/24(TEST-NET-3)
例示用の IPv6 アドレス
RFC 3849 で定められている。
2001:db8::/32
