映画「Donnie Brasco フェイク」を観た

2021-01-20 視聴。1998年製作の、実話を基にした映画。

あらすじ

FBI 捜査官のジョニー・デップは、「ドニー・ブラスコ」という変名で潜入捜査を開始。通称「レフティ」と呼ばれるマフィアのアル・パチーノに近付き、ボナンノ・ファミリーという巨大マフィアの仲間に入った。

アル・パチーノはなかなか昇進できず、30年間マフィアの中でしがない暮らしをしていた。グループ抗争の中で、アル・パチーノよりも若いヤツがボスになっていったり、自分が引き入れたはずのジョニデも組織の中でうまく立ち回ったことで重要なポジションに上り詰めたりしていた。

ジョニデは淡々と仕事をこなし、潜入捜査官としての成果も着々と挙げていたが、任務のことは家族に話せないために、家族とは距離が出来てしまっていた。

グループ内の抗争が激化し、「ブルーノ」という人物がパチーノ達を潰そうとしているという情報を受け取る。パチーノとジョニデはブルーノが潜伏する船着き場に向かう。

ジョニデは、根は良い人物であるパチーノに生きている内に引退してほしいと考え、ポケットマネーを渡して「これで船を買うといい」と持ちかける。一方パチーノは、ジョニデが以前セッティングしていた客船が、FBI の所有物であったことを突き止めており、「お前を信じているが、どういうことだ」と問い正す。ジョニデは「FBI のモノとは知らずに借りた、マフィアの俺たちが上手く出し抜いたってことになるだろう」などと上手く誤魔化す。

ブルーノに動きがあり、ジョニデとパチーノはブルーノに接近する。パチーノに「殺れ」と命じられるも、引き金が引けないジョニデ。するとそこに FBI が表れ、二人を逮捕する。パチーノは「何も話すんじゃないぞ!」と叫んだのだった。

その後、釈放されたパチーノは身内に「招集」をかけられる。マフィアの世界で「招集」というと、「殺される」ということなのである。パチーノは妻に対し、「ジョニデなら許す」と伝言を残し、家を出て行った…。

ジョニデは潜入捜査を終え、名前を変えて隠れている。マフィアはジョニデに対し懸賞金をかけているとか…。

感想

ということで、実際の出来事がベースの映画だった。「ディパーテッド」みたいな潜入捜査のハラハラするシーンが多く見どころ。マフィアとばかり仲良くなって家族と上手くいっていないジョニデが可哀想。

そして、長年昇進の機会に恵まれないアル・パチーノの演技が見事だった。