映画「Heat ヒート」を観た

2021-02-03 視聴。1995年の映画。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ主演。

あらすじ

ロスで活動する、デ・ニーロ率いる強盗団。妻子持ちのヴァル・キルマー、ダニー・トレホ、トム・サイズモア、そして新参のウェイングローとともに現金輸送車を襲撃したが、新参のウェイングローが警備員を射殺。計画外の不要な行動をデ・ニーロは咎めるが、ウェイングローはすきを突いて逃亡する。

ロス市警のアル・パチーノは事件を担当。家庭は崩壊寸前だが、捜査の執念は強く、デ・ニーロと頭脳戦を繰り広げる。

デ・ニーロはこれまで、「30秒フラットで高飛びできるよう、面倒な関わりを持つな」をモットーに独身を貫いてきたが、エイミー・ブレネマンに一目惚れし、最後の仕事のあと、足を洗って海外逃亡するつもりでいた。

最後の銀行襲撃の直前、アル・パチーノはデ・ニーロの居場所を突き止め、彼をカフェに誘う。警察官と強盗犯との間に不思議な共通点を感じた二人だったが、「次は必ず逮捕する」「俺は刑務所には戻らない」とやり合うのだった。

作戦決行当日。ダニー・トレホは警察の尾行を振り切れず作戦を降りる。デ・ニーロは代わりに、レストランにいた旧友をその場でスカウトし、運転手役を任せる。

銀行を襲撃し、車に乗り込んだところで警察が到着し、激しい銃撃戦に発展する。運転手とトム・サイズモアは射殺され、ヴァル・キルマーも重傷を負う。作戦がどこかでバレたと考えたデ・ニーロは、ダニー・トレホの家に向かう。するとダニーは既に瀕死で、ウェイングローが密告したと告げて死んだ。

怪我を負っていたヴァル・キルマーは、仲介人のジョン・ヴォイトの援助により助かり、妻を迎えに行った。しかし妻の元には既に警察が来ており、ヴァル・キルマー逮捕に協力するよう取引されていた。妻はヴァル・キルマーの前に姿を表すが、警察に見えないように「一人で逃げて」とサインを出す。ヴァル・キルマーは断腸の思いで、妻と子供を置いて一人逃げるのだった。

デ・ニーロはウェイングローと繋がっていたウィリアム・フィクナーを襲撃するが、情報は得られず彼を射殺。ウェイングローのことは諦め、エイミーとともに逃亡のため空港に向かう。

道中、ジョン・ヴォイトからの電話で、ウェイングローの居場所を知る。しかしこれは、パチーノが流した罠の情報であった。

デ・ニーロは考えた末、ウェイングローに復讐することを決意。彼がいるホテルに寄り道する。ウェイングローを射殺し、混乱に乗じてホテルから出てきたが、そこにパチーノが到着した。デ・ニーロは自分に課した掟に従い、エイミーを見捨てて一人逃亡する。

空港の滑走路付近に逃げ込んだデ・ニーロ。単身追いかけるパチーノ。二人は息を殺してお互いの動きを見極めるが、僅かな差でパチーノはデ・ニーロの動きを読み、彼を撃った。「刑務所は戻らないと言っただろう」と告げるデ・ニーロ。パチーノはデ・ニーロの手を握ると、彼は息絶えるのだった。

感想

ようやく見られた。強盗団の生き様、パチーノ演じるロス市警の執念の捜査が描かれている。

ゲームの「Grand Theft Auto V」は、本作に多大な影響を受けていることが改めて確認できた。ゲームの主人公、マイケル・デサンタは本作のデ・ニーロそのものだし、映画冒頭の現金輸送車襲撃や、終盤の派手な銃撃戦などは、ゲーム内のミッションにてオマージュされている。

ジョン・ヴォイトやヴァル・キルマー、パチーノの義理の娘にナタリー・ポートマンなど、大御所が多数出演している。

パチーノとデ・ニーロの顔が映る2ショットのカットが一つもなく、「実は別々に撮影しているのでは」などと言われたらしい。確かに、二人が映るシーンでは必ず片方が背を向けていて、ボディダブル疑惑が出るのもムリはない構図になっていた。これがかえって、物理的には目の前にいるのに、犯罪者と警察官とで大きな隔たりがあることの描写にもなっていて、面白い効果を生んでいた。カフェのシーンなんかでも実際には二人が向かい合って撮影しているのに、お互いの背中越しのショットしか使われていないので、妙な距離感が出来ていて面白かった。

なお、二人が同じショットにちゃんと登場する共演作は、2008年の「ボーダー」や2019年の「アイリッシュマン」などがある。

グラセフやりたくなった。w